【うちのブカツ自慢】Vol.8 雲雀丘学園中・高等学校 ギター・マンドリン部

伝統つなぎ 46年連続 全国の舞台へ

中学生までを引っ張る高2の部員たち

 創部から約50年の歴史を持つ雲雀丘学園中・高校(宝塚市)のギター・マンドリン部。全国高校ギター・マンドリン音楽コンクールに第1回から46年連続で出場し、今年は上位数校に贈られる特別賞を獲得するなど輝かしい実績を残している。

 同校は第1・2マンドリン、マンドラ、マンドロンチェロ、ギター、コントラバスの6部編成。高3生が引退し、中1生から高2生まで68人の新体制が始まった。新たに指揮を任された西尾佳保里さん(高2)は「人数が多い分まとまりが大切。毎日、皆に声をかけて意見を聞くようにしています」と話す。平日の全体練習は1時間弱しかできない。始めにパートリーダーがその日の課題を明確にして練習するのが、限られた時間を有効に使う極意だ。

 「弦を弾く右手の位置やピックの持ち方で音色を変化させたり、見た目でも音楽を表現します」と部長の川上滉己(こうき)君(高2)。入部当初は指が痛くて戸惑うこともあったが、練習を重ねるごとに表現の幅が広がり、いまでは夢中になっている。

 19日(日)には来年の全国大会の予選となる県大会に臨む。代々先輩たちが掲げてきた「とりあえず楽しもう」を合言葉に、毎日練習に打ち込んでいる。


【ブカツこぼれ話】

 今回のブカツはギター・マンドリン部。音楽系の部活と言えば、吹奏楽や軽音楽、合唱などが多いですよね。珍しいと思われるギター・マンドリン部ですが、兵庫県は他県に比べてギター・マンドリン部のある中・高校が多いそうです。

 ギターやマンドリンなど、楽器の名前は聞いたことがあるものの、マンドリンオーケストラの編成を知っている人は少ないのでは。雲雀丘学園中・高校のように大人数の場合は第1・2マンドリン、マンドラ、マンドロンチェロ、ギター、コントラバスの6部編成です。

 マンドリンはオーケストラのバイオリンのように第1・2の2パートがあり、主にメロディーを演奏します。マンドリンよりも一回り大きい楽器がマンドラ。中音域を担当し、メロディーや伴奏と幅広く活躍します。そして、マンドラよりもさらに一回り大きいマンドロンチェロ。低音域を担当し、やさしく温かい音から激しく力強い音まで幅広い音色が特徴です。

 ギターやコントラバスは色々な機会で目にするので、知っている人も多いはず。しかし、マンドリンオーケストラはアコースティックギターではなくやさしい音が特徴のクラシックギターが使われます。

 雲雀丘学園の部員ほぼ全員が初心者からのスタートのため、「見たこともない楽器ばかりだった」という部員も少なくありません。部長の川上滉己くんは「中学生と高校生皆一緒に練習しています。中学生は演奏技術はもちろん、練習に対する姿勢も高校生から学ぶことができるので、上達が早いですね」と話します。

 この夏から指揮を任された西尾佳保里さん。「指揮者は入部した時からの憧れでした。こんなに大人数をまとめて一つの音楽を作るなんてすごいでしょ」と目を輝かせます。大会の日は、全員で円陣を組んで「笑顔で帰ろう!」とかけ声をかけてから本番に臨むのが同校の伝統。来年の全国大会でも円陣を組んで笑顔で帰ってこられるよう、高校2年生を中心に練習に励んでいます。

高校1・2年生だけでこんなにたくさん!



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