【うちのブカツ自慢】Vol.17 大阪青凌中・高等学校 校外活動クラブThink

「模擬裁判」 広い視野と想像力を伸ばす

9月の文化祭で模擬裁判を披露した部員たち

 大阪青凌中・高校(高槻市)校外活動クラブThink(シンク)が、「模擬裁判」の活動に力を入れている。6月には日本弁護士連合会が主催する高校生模擬裁判選手権関西大会をめざし、予選に初挑戦。9月の文化祭では模擬裁判を同級生らの前で実演した。

 模擬裁判は検察・弁護チームに分かれ、仮に設定した一つの事件を素材に、自分たちの発想で争点を見つけ出して整理し、法廷に見立て、証人尋問・被告人質問をする。論理的な思考力や表現力が身につき、教育に取り入れる学校が増えている。

 部長の鮫島実莉(みのり)さん(高2)は、「検察側はどんな質問をすれば被告人を追及できるか、弁護側はどんな証拠を出せば供述の矛盾点を見つけることができるのかを考えて、何度もシミュレーションを繰り返します。物事の一面だけにとらわれない広い視野と想像力が大切です」と話す。

 現役弁護士から指導を受け、大阪地裁で実際の裁判も傍聴した。予選通過はかなわなかったが、初の校外大会への参加は部員7人を刺激。8月に関西大会を観戦した鮫島さんは、「自分たちでは思いつかない質問が次々と出てきてびっくりした。来年は予選を通過したい」と意気込む。


【ブカツこぼれ話】

 日本弁護士連合会が主催する高校生模擬裁判選手権は今年で12回目を迎え、東京都・大阪府・石川県・徳島県の4カ所で開催されました。大阪で開かれた関西大会には、神戸海星女子学院高校や西宮市立西宮東高校をはじめ計8校が出場しました。

 模擬裁判選手権では、1つの事件を素材に参加各校が検察・弁護チームに分かれ、模擬法廷で証人尋問・被告人質問を行います。全体のストーリーは決まっていますが、証人尋問や被告人質問においてどのタイミングでどのような質問をするかは、検察・弁護の各チームが自分たちで考えます。質問する順番や内容が重要になってくるそうで、弁護チームは、証人や被告人の発言に矛盾点があれば追及していきます。

 大阪青凌中・高校が文化祭で披露した模擬裁判では、ある書店で起きた窃盗事件を題材に部員が裁判官、検察チーム、弁護チームに分かれ、被告人・証人は顧問の先生が担当しました。質問内容は直前にチームで話し合って決めたため、被告人・証人役の先生が何を証言するかも決まっていません。「事件が起きた書店にはよく行くのか」「その日はなぜその書店に立ち寄ったのか」「財布の所持金はいくらだったか」など細かく質問し、弁論抗争がくりひろげられました。判決は、傍聴した一般の人たちの投票で決まります。第一審・第二審と2回行い、結果はどちらも弁護チームの勝利となりました。

 今回初めて校外の大会に出場し、とても刺激を受けたという部員たち。来年の予選通過に向けて、彼らの挑戦は続きます。




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