【うちのブカツ自慢】Vol.1 関西学院高等部 数理科学部

高校生も専門家と同じ土俵に


「STAT DASHグランプリ2016」で総務大臣賞を受賞した小林優斗君(左)と佐々木雄司君

 「誰もやっていないことをしよう!」を合言葉に活動する数理科学部は、数学を研究して新しい公式を見つけたり、アプリの開発に取り組んでいる。昨年は総務省主催の統計データの活用アイデアを募る「STAT DASHグランプリ2016」に出場。大学教員や研究者、企業チームが技術的な提案をする中、最優秀の総務大臣賞を受賞した。

 現在部員は2、3年の11人。小学5年からプログラミングを勉強してきた佐々木雄司君(3年)は「パソコンさえあれば、子どもでも専門家と同じ土俵に立つことができるのが魅力的でした」と話す。部長の小林優斗君(3年)は、先輩に誘われて高等部からプログラミングを始めた。最初は基本用語も知らなかったが、今では皆が頼りにするメンバーの一人だ。3月には一般を対象に講座を主催。部員と顧問が講師になり、中1生から76歳まで約20人に、基礎や考え方を教えた。

 「プログラミングは一人でもできるが、部活だと客観的な意見が聞け、アイデアの幅が広がる。また、OBとの交流も盛んなので、大学生や社会人と一緒に何かできる」と2人。国内トップクラスとされるU‒22プログラミング・コンテストの3年連続入賞を目標に高校生活最後の年を突き進む。


【ブカツこぼれ話】

 朝日ファミリーStyle4/14号から新しく始まりました「うちのブカツ自慢」。阪神・北摂地域を中心に中・高等学校の多彩な部活・サークル活動にスポットを当てていきます。誰もが知っているような有名な部活や、「こんな部活あったんや!」と驚きの部活が登場します。お楽しみに!

 記念すべき第1回は関西学院高等部の数理科学部です。数学研究とソフトウェア開発を行う同部。活動は平日週4日ですが、ソフトウェア開発を本格的に取り組むようになったのは2年前からだそうです。活動期間はまだ短いものの、国内トップクラスと言われているU-22プログラミング・コンテストに2年連続入賞、総務省主催「STAT DASHグランプリ2016」の最高賞を受賞するなど輝かしい実績を残しています。

 一般の人にとって、プログラミングと言ってもあまりピンときませんが、最近ではスマートフォンなどのアプリ開発と言えばわかりやすいですね。彼らが開発したスマートフォンアプリの一つに、単語帳のアプリがあります。試験的に作ったのですが、対応端末を持つ同学年の生徒のうち約80%がそのアプリをインストールしたそうです!

 部員は皆、きっと子供のころからパソコンを使いこなし、プログラミングもバリバリ勉強しているのだろうと思っていました。予想通り、佐々木雄司君は小学5年生のころからプログラミングを独学で勉強していました。しかし、部長の小林優斗君に尋ねると、中学部の時はなんとテニス部! 今までかかわったことのない分野でしたが、高等部の数理科学部に元テニス部の先輩がいて、先輩に誘われて入部したそうです。プログラミングを始めて数年ですが、頑張れば主要メンバーの一人になることができるのも、魅力の一つかもしれませんね。

 同部の合言葉「誰もやっていないことをしよう!」は、顧問の宮寺良平先生の口癖だそうです。宮寺先生は「人がしていないようなこと、独自のものを持っていれば世界のどこに行っても通用できます。自分に何かを持つことが大切ですね」とお話ししてくださいました。

 佐々木君、小林君は今年高等部3年生。2人に将来の夢を尋ねると、佐々木君は「ソフトウェアの開発」、小林君は「建築関係の仕事」をしたいそうです。高校生活最後の1年の活躍に期待大です!(大)




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カテゴリ: うちのブカツ自慢

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