【うちのブカツ自慢】Vol.4 甲南中・高等学校 アーチェリー部

勝利のカギは集中力と団結力

全国高校総体・国体に出場する(左から)芦谷健太郎くん(高1)、中川光造くん(高3)、岡﨑恭輔くん(高3)、岩佐永寿くん(中3)

 甲南中・高校(芦屋市)のアーチェリー部専用練習場を訪れると、皆が一点に集中しながら、黙々と矢を放っている。研ぎ澄まされた表情の部員たち。はじける弦の音だけが響く。

 70㍍先の直径わずか12.2㌢の10点を狙って矢を放つアーチェリー。少しの心の乱れが結果に大きく影響されるため、何よりも集中力が問われる。コーチは技術面だけでなく試合に対する心構えなど精神面の指導にも力を注ぐ。

 昔から甲南は3人で戦う団体戦が得意。昨年の全国高校総体では団体ベスト8まで勝ち進んだ。「中高一緒に練習しているので、上下関係なく仲が良い。団結力はどこよりも強いはず。個人戦は自分との戦いだけど、団体戦は皆で助け合う。互いの存在がより強さを引き出します」と岡﨑恭輔くん(高3)。中川光造くん(高3)は「アーチェリーは見て盗めることがたくさんあるので、中学生は高校生の姿を見てどんどん上達していきます」と話す。2年前には、大会と同じ70㍍の距離を確保した練習場が校内に新設された。

 高校生は今月の近畿大会に続き、8月には全国高校総体に出場する。練習通りのパフォーマンスを発揮できるよう、毎日日が暮れるまでフォームの確認を繰り返す。

 


【ブカツこぼれ話】

 今回のブカツ自慢はアーチェリー。山本博選手・古川高晴選手の銀メダル、女子団体の銅メダルなどで注目を集めるようになりましたが、近くで見る機会は少ないですよね。

 アーチェリーの用具は、弓、弦、矢の他に、弓を持つ側の腕に取り付けるアームガード、弦を引く指に取り付けるタブ、弦が引っかからないように服をおさえるチェストガードなどたくさんあります。

よく見ると皆さん色々と装備をしていますね

 矢はアルミニウム合金製やカーボン製があり、体格や弓の強さ、技術に合わせて、矢の長さや太さを選んで使用します。他のスポーツでもそうですが、自分の体格・体力に合わせて道具を選ぶことが重要。上達度合いによってカスタマイズしていきます。

弓を立てかけるためのスタンドがあるなんて知りませんでした

 甲南中・高校アーチェリー部に訪れたとき、まず立派な専用練習場に驚きました。2年前に新設されたアーチェリー場は、試合と同じ70㍍が確保でき、的の数も増加。学校に70㍍の練習場があることは珍しく、50㍍ぐらいの短い距離で練習したり、運動競技場などに行って練習する学校もあるそうです。部員の皆さんも「普段から70㍍で練習しているとしていないとでは、感覚が全く違う。僕たちにとっても自慢の練習場です」と喜んでいます。

70㍍は想像以上に遠いです……

 あと、びっくりなのが練習は意外と静か。運動部と言えば、練習中は威勢のいい掛け声のイメージがありますが、アーチェリーは一人ひとりが集中して、的に向かって矢を放ちます。現在部員は中高合わせて約35人。部員皆が口をそろえて「強さの秘訣(ひけつ)は団結力」と言うように、先輩後輩皆仲がいい雰囲気でした。

 今月23日(日)には近畿大会が始まります。高校3年生の岡﨑くん・中川くんにとっては高校生活最後の大会シーズンです。「練習を積み重ねた分だけ、自分の自信になる。そのためにもっと努力したい」と2人は意気込みます。

 




※上記の情報は掲載時点のものです。料金・電話番号などは変更になっている場合もあります。ご了承願います。
カテゴリ: うちのブカツ自慢

あなたにおすすめの記事