【うちのブカツ自慢】Vol.6 大阪府立園芸高等学校 農産加工学研究部

目指すは日本一のそば打ち

第7回全国高校生そば打ち選手権大会に出場した(左から)寺澤香穂さん(3年)、岡部七海さん(3年)、市川結万さん(1年)、西尾夢乃さん(3年)

 農産加工工場棟の食品加工室。ステンレスの作業台が並ぶ部屋で、部員が真剣な表情でそばを打つ。まだ慣れない手つきの1年生には、「もっと力を込めて」とマンツーマンで先輩が指導する。

 先月東京で行われた第7回全国高校生そば打ち選手権大会に園芸高校(池田市)の農産加工学研究部が出場し、団体の部で敢闘賞を受賞した。選手4人が4分ごとに交代しながら水回し、こね・練り、のし、切りの4工程を行い、制限時間40分以内に二八そばを作る。一つの工程を複数で交代しながら行うため、力の入れ具合、切り方などに差が出てしまう。練習中には「場所によって厚みが違う」「もっと細く切って」など細かく指示を出し合う。

 チームリーダーの西尾夢乃さん(3年)は「チームワークが重要。皆互いに遠慮せず言い合った」と振り返る。岡部七海さん(3年)は、「強豪校に負けないぐらいしっかり練習したので、本番では私が一番うまいと言い聞かせていた」と、会場の雰囲気にのまれずに正確に作業できるように心がけた。

 素人そば打ち段位認定に挑戦するなど、全国のそば打ち技術の習得にも力を入れる同部。悲願の初優勝に向けて、今日も部員皆でそば打ち研究に励む。


【ブカツこぼれ話】

 今回訪れた大阪府立園芸高校は、今年創立102年を迎える農業の専門高校。池田市にある校舎はとにかく広い!! 約11万㎡もある広大な学校の敷地内には、校舎はもちろん、農場や庭園、温室、研究施設など高校には珍しい施設がたくさんあります。

 園芸高校農業クラブの一つである農産加工学研究部は、バイオサイエンス科の生徒が所属しています。校内でそばやサトウキビを栽培したり、週に2~3回そば打ちの練習を行います。そば打ちの練習をする農産加工工場棟・食品加工室は、冷房がありません。部員たちは全身の力を込めてそば打ちをするため、夏の暑い日はかなりの重労働ですね。

 通称”そば部”の皆さんに、なぜこの部活を選んだのか尋ねてみました。料理好きの西尾夢乃さんは、部活見学でそばを切る先輩の姿がカッコよくて入部を決意。岡部七海さんは、普通の高校生では経験できないようなことをしてみたいと思っていると、顧問の石田真一先生に「面白いことをしたいならおいで」と誘われて入部。すっかりそば打ちの魅力にはまったそうです。

 農産加工学研究部の皆さんは、今回出場した「全国高校生そば打ち選手権大会」の他にも、そば打ちとそばを使った創作料理の腕を競う「そば甲子園」や「素人そば打ち段位認定会」など色々な大会に積極的に参加しています。また、月に2回、池田市や豊中市でそば打ち講習会を開催。部長の寺澤香穂さんは「そば打ち講習会で人に教えるという経験は、難しいけれど勉強になっている。将来は農業高校の教師になって、日本の農業を次世代にも伝えていきたい」と話します。(大)




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カテゴリ: うちのブカツ自慢

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