【まなびタイムトリップ】Vol.25 報徳学園中学校・高等学校 校長 住友正博先生

ありのままを認められて、芽生えた自覚

 活発で目立ちたがり屋の私は、おとなしい兄と比べられ、小学校ではよく怒られていました。しかし小学5・6年の担任は、そんな私を生徒会役員に任命しました。初めて任されることを経験した私は、ありのままの自分を認めてくれた先生の期待に応えようと、張り切って役割を果たしました。

 入学した報徳学園高校は、生徒の個性を尊重し、得意なことを伸ばそうとする学校の雰囲気が自分に合っていましたね。勉強だけでなく、生徒会長として学校行事の運営にも励みました。明日香村や京都の歴史遺産に連れて行ってくれた担任の影響で、大学では文化史学を専攻。教授から研究し続けることの大切さを教わり、卒業時は研究者の道も考えましたが、今まで出会った恩師のようになりたいと決意し、教職の道を選びました。

 学生時代は自分が何をしたいかを見つける時期で、いったんするべきことが定まると決して途中で投げ出さないこと。未来に向けて生徒にふさわしい選択と学び続けられる環境を整えるのが、私たち教師の役割と思っています。

 

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報徳学園中学校・高等学校 校長 住友 正博(すみとも・まさひろ)先生

【学校データ】
創立1911年
生徒数:中学339人、高校1219人
校風三則:以徳報徳・至誠勤労・分度推譲
学校説明会:中学10/8(土)・高校11/5(土)
10/23(日)に学園祭を開催

 

 

 


【まなびこぼれ話】

 小学校は野球、中学校ではバスケ部に所属するなど、活発なスポーツ少年だった住友先生ですが、高校では勉強をしようと決意。個性を尊重し得意なところを伸ばそうとする校風のように、まずは好きな科目で上位を目指そうと考え、国語は授業よりも先に教科書を読んだり、英語はできるところまで予習を進めたりしていたそうです。
 休み時間や放課後など、空いた時間に自分たちの将来や学校の状況について話し合う機会が増えていた先生は、友人に勧められて生徒会長に立候補することに。体育祭や学園祭など学校行事の運営に携わり、学園祭の時には神戸女学院など近くの女子校に出演交渉をしたこともあったそうです。「男子校なので男ばっかりでしょ。どうしてもむさくるしくなってしまうので、少しでも華やかにしたかったんです。学園祭期間中には校舎に女子がいて、華がありましたね」と当時を思い出して笑います。
 大学では考古学を勉強しましたが、研究室の教授も住友先生に影響を与えた一人です。「教授には、勉強し続けることの大切さや、『身だしなみにも気を付けるように』といった研究者の姿勢など、一から全て教えていただきました。あと、学内で酒を飲むなとも(笑)」
 「私は小学校・高校・大学と3人もの恩師と出会うことができました。そう考えると恵まれた学生時代だったと思います」と先生は話してくださいました。今は母校の後輩たちにも、ご自身が経験したようなすてきな出会いがあるように校長として日々励んでいます。




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カテゴリ: まなびタイムトリップ

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