【まなびタイムトリップ】Vol.11 雲雀丘学園小学校 校長  石田成光先生

人と触れ合い教わった 生きる姿勢と人間力

 生まれ育った岡山県西大寺市(現岡山市)は新田地帯で、米やイグサの栽培が盛んでした。田植えや稲刈りの時期は学校が休みになり、農家だった祖父母の仕事をよく手伝いましたね。大人が働く姿を間近で見て大きくなりました。

 父が教員だったので、子どもながらにプレッシャーを感じ、学校ではまじめな児童でした。でも、早生まれだったからか、小学校低学年までは勉強についていけず苦労したんです。転機は小学4年の頃。結核になり、大好きだった外遊びや体育が1年間禁止に。最初は仕方なくでしたが、本を読む時間が増えました。5歳上の兄の生活スタイルをまねだしたのもこの頃。きちょうめんでコツコツと学ぶ兄を見習ううちに、成績も良くなっていきました。

 実は初めから教員を目指したのではなく、大学を卒業して一度就職をしました。その後、学士入学を経て26歳で小学校の教員に。初めて赴任した学校で、障害がある児童と出会い、担当の先生たちが一生懸命関わっている姿に感銘を受けた私は、その後自ら希望して、毎年のように特別支援学級や障害のある児童が所属するクラスの担任を受け持つようになりました。

 振り返ると子どもの頃は、障害があってもなくても、近所の友達みんな一緒に毎日遊んでいました。けんかもしたけれど、仲直りの仕方も学び、人としてすごく力をつけてもらったと思います。生きていると人間同士いろいろありますが、人と直接触れ合い、生の体験をして初めてわかることがある。人から教わることは本当に多いと、心から思います。

 

   

雲雀丘学園小学校 校長 石田成光(いしだ・しげみつ) 先生

1953年岡山県生まれ。岡山県立西大寺高等学校、関西大学経済学部を卒業後、社会人経験を経て関西大学文学部教育学科に学士入学。卒業後、豊中市立南桜塚小学校に赴任。公立小学校で校長まで務め、2011年から現職。

 

 

 

 

【学校データ】

創立1950年 児童数851人(2015年2月現在) 創立の精神:「親孝行」。きょうだい学級活動や花育に取り組む。初代理事長はサントリー創業者・鳥井信治郎

※2015年3月掲載




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カテゴリ: まなびタイムトリップ

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