【まなびタイムトリップ】Vol.13 関西大学初等部 校長 田中達也先生

ワクワクする気持ちを 学校作りの原動力に

 幸運なことに人生で二度も、学校を一から作る経験をしました。一度目は初任地の吹田市立佐井寺小学校で。1学年2クラスの新設校で4年の担任になり、同僚の先生方と一緒に学校を作りながら、新任教師として情熱を燃やしていました。でも当時は「子どもたちを伸ばしていきたい」という気持ちが強すぎて、その思いが空回りしたことも。4年から6年まで3年間受け持った児童には「先生って本当にあの時怖かったよね」と、同窓会などで会うたびに言われます。

 実は私には憧れている恩師がいました。小学4年から6年までお世話になった担任で、強烈な個性の持ち主。その先生は叱る時、手首をそっと握り目を見つめるんです。ほとんどの子はそれだけで泣いてしまいました。鬼のように怖かったけれど、なぜか「先生とはそういうものだ」と思えたし、その先生のことは好きでした。晴れて教師になり、恩師のように情熱のある先生になろうとしましたが、自分の思いをぶつけるだけでは駄目だと学びました。

 2010年新設の関西大学初等部に教頭として赴任することが決まり、準備期間から携わりました。新しい学校作りに二度も関われることがうれしく、子どもたちの顔が目に浮かび、ドキドキワクワクしましたね。責任は大きいですが、新しいものを作ることは、やっぱりとてつもなく楽しい。小学生の頃、知らないことを調べたり、実験して確かめたり、新しい発見をしたりするのが大好きでしたが、あの頃のように、ワクワクした気持ちを今もずっと感じています。

 

   

関西大学初等部 校長 田中達也(たなか・たつや) 先生

1959年大阪府生まれ。大阪府立茨木高等学校、大阪教育大学を卒業後、小学校教師に。大阪府の公立小学校、吹田市教育委員会、大阪府教育委員会を経て、2010年に関大初等部へ教頭として赴任。15年4月から現職。

 

 

 

 

【学校データ】

創立2010年 児童数:374人(15年4月現在) 教育理念:「考動 ―学びを深め 志高く―」 小中高一貫教育を進める高槻ミューズキャンパスで、主体的に考え、行動できる子どもを育成

※2015年5月掲載




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カテゴリ: まなびタイムトリップ

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