【まなびタイムトリップ】Vol.27 三田学園中学校・高等学校 校長 松井忠幸先生

人との縁やきっかけが導いた一つの道

 兵庫県三田市で生まれ育ちました。当時私の地元では、ほとんどの小学生が近くの三田学園中学校へ進学していたため、私も周りの流れに身を任せる感じで、友達と一緒に三田学園に入学しました。初めて学んだ英語に強くひかれ、中学・高校ではESS部に所属。ディベート、スピーチコンテスト、英語劇など充実した毎日を送っていました。

 大学は、就職のために経済学部や商学部も考えましたが、英語をもっと勉強したいと思い文学部英文学科を選びました。英語教師になった私にとって、この選択が一つの分岐点だったのでしょう。先輩に誘われ、塾・家庭教師のアルバイトも経験。生徒の反応を見て、人に教えることの楽しさや教師への憧れを漠然と感じていました。学部選択や先輩の誘いが無ければ、私は違う道に進んでいたかもしれません。何がきっかけで人生が決まるかは予想できませんし、人の縁やきっかけのおかげで新たな道が見えてくることもあります。まずは恐れず、何ごとにも飛び込んでいってほしいですね。

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三田学園中学校・高等学校 校長
松井 忠幸(ただゆき) 先生

【学校データ】
1912年創立
生徒数:中学721人・高校820人 (2016年4月現在)
建学の精神:質実剛健・親愛包容

 

 

 

 


【まなびこぼれ話】

 三田学園に伺ったのは11月下旬。「学校の敷地内あちこちに紅葉を楽しめる場所がありますよ」と松井忠幸先生に教えていただき、取材後、先生と一緒にちょっと紅葉狩りへ。広大な敷地の中には池があり、その周りを赤や黄に色づいた木がぐるりと囲んでいました。生徒の皆さんや先生方だけでなく、保護者の方たちも毎年紅葉を楽しみにしているそうです。

 小学生の時は野球、中学・高校ではESSに打ち込んだ松井先生ですが、大学ではユースホステル部に所属し、全国へ気ままな旅に行ったそうです。「鈍行列車やオートバイで旅をする友人もいましたが、私は車派でした。車と共にフェリーで北海道へ渡り、数週間ドライブの旅をしたのもいい思い出です」と当時を振り返ります。

 家庭教師や塾講師のアルバイトをしながら、漠然と教師への憧れを抱いていた松井先生にとって一つの転機は教育実習だったそうです。先生の教育実習先は母校の三田学園。ほとんどの先生が中学・高校時代から知っている顔ぶれで、教える生徒も自分たちの後輩。「“母校に帰ってきている”という気持ちが強く、どこか気の緩みが出ていたのかもしれません。実習が始まってすぐに、指導担当の先生から『教師としての自覚を持って生徒たちと接しなさい』と怒られました。教師の心構えを教えられましたね」

 大学卒業後は英語教師として三田学園に戻り、現在に至ります。生徒たちにどんな経験をしてほしいか尋ねると、「中学生はまず基本的なことをしっかりと勉強してほしい。基礎をしっかりと身につけることにより、個性や独創性が生まれます。そして高校生は、失敗を恐れずに色々なことに挑戦してほしいです。何にでも挑戦できるのは若いうちの特権ですからね」と先生はお話ししてくれました。




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カテゴリ: まなびタイムトリップ

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