【兵庫県立芸術文化センター】泉鏡花×姫路城 美の極致をオペラで

「歌劇『天守物語』」に出演する佐藤路子、中鉢聡、伊藤晴(亀姫)=写真左から
「歌劇『天守物語』」に出演する佐藤路子、中鉢聡、伊藤晴(亀姫)=写真左から

 

舞台は姫路城。美しき魔界の姫と人間の禁断のロマンスを描く「歌劇『天守物語』」が、19日(土)20日(日)、兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール(西宮北口)で上演される。

原作は泉鏡花が大正時代に発表した傑作戯曲。魔界の富姫たちが住む天守の最上階を、城主・播磨守(ルビ・はりまのかみ)の鷹を逃した罪で切腹を迫られた鷹匠(ルビ・たかしょう)の図書之助(ルビ・としょのすけ)が鷹を探して訪れる。そこで“境界”を越えた恋が芽生えて……。1977年に水野修孝がオペラ化。怪しくも美しい2人の恋模様が、鏡花らしい幻想的な描写と独創的な登場人物、そしてジャズなどにも精通する水野の彩り豊かな音楽とともに展開する。
富姫を演じる佐藤路子(20日出演)は高校時代を神戸で過ごし、芸文センターのオペラ「ヘンゼルとグレーテル」(07・09年)「魔笛」(09年)に出演するなど、兵庫になじみが深い。「先日姫路城を訪れ、その大きさにストーリーが思わず目に浮かびました。富姫は城内で自害した女性の念が入っているという設定。若い鷹匠の登場で、人間の女性らしい感情が蘇り、かき乱される様子を歌い、演じたい。泉鏡花に納得してもらえる公演に」と意気込む。

19日は富姫を欧米でも注目の角野圭奈子が、図書之助は中鉢聡(19日)、迎肇聡(20日)がそれぞれ演じる。第一線で活躍するスタッフと歌手による新制作に期待が高まっている。




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