リクエスト品が目の前に!? 和製マジック「手妻」の世界 藤山新太郎 大阪で7月再演

 日本の伝統奇術「手妻」を受け継ぐ数少ないマジシャン、藤山新太郎が7月8日(土)14時と18時、大阪・ミナミのYES THEATER(イエスシアター)で「澤田隆治プロデュース 藤山新太郎 手妻興行 水芸 一里四方取寄術」を上演する。

 和製マジックとも言われる「手妻」は江戸時代初期に生まれ、その技の巧みさと美しさで庶民を広く魅了してきたが、近年は後継者が少なくなっているの実状だ。藤山が国の無形文化財でもある手妻を固く守り続ける中、今年2月には国立文楽劇場(大阪市中央区)で久しぶりの大阪公演を実施すると、たちまちチケットが完売となり、7月に再び大阪にお目見えすることになった。

大阪での再演に意欲を見せる藤山新太郎=6月、大阪市内で

 国立文楽劇場と異なり、さらに至近距離で楽しんでもらおうと、なんばグランド花月の地下にあるイエスシアターを会場に選択。紋付袴に身を包み、生演奏の邦楽に合わせ、小さな切り紙の蝶が扇子の風で舞ったり、二羽が戯れる様子を演じる「蝶のたはむれ」や、2月も大好評だった「水芸」に加え、今回は大手妻として「一里四方取寄術」を披露する。

 当日観客のリクエストに応え、ミカン箱サイズの箱の中から、一里四方にある品なら何でも取り出して見せる幕末期生まれの奇術。140年ほど前に、大阪・道頓堀で上演された際には、この奇術見たさに、観客が劇場を何重にも取り巻いたとされる。藤山は「当時は、いまの価値に換算して一億円ほどの札束を出して見せて、観客をパニック寸前まで大いに沸かせたという記録があります。今回はさて? この術ができるのも、今ではうちの一座だけなので、大切に守り、受け継いでいきたい」を気合いを込める。

 当日は放送や演芸に造けいが深い澤田隆治氏がプロデュース。藤山のほかに6人が出演し、舞台を大いに盛り上げる。

 藤山は「関西のお客さんは楽しむことに長けている。手妻は大阪で完成したものも多いので、ぜひ多くの方にお越しいただければうれしいですね」と話している。

 前売り4千円、当日4500円。チケットぴあで発売中。

 問い合わせは0570・200・888、キョードーインフォメーションへ。

 




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