出石名物は蕎麦だけじゃない! 「第十回永楽館歌舞伎」はご当地ゆかりの『仙石騒動』で片岡愛之助らが奮闘

 近畿最古の芝居小屋の永楽館(豊岡市出石町、兵庫県指定重要文化財)で、今年も「永楽館歌舞伎」が11月4日(土)から12日(日)まで開かれる。

1901(明治34)年に開館した「永楽館」は大改修を経て2008年に蘇った。館の名は出石城主仙石氏の家紋「永楽銭」にちなむ

 演目は、江戸時代の三大お家騒動の一つに数えられることもある、出石藩で実際に起こった政争に材を取った通し狂言『仙石騒動』。1888(明治21)年に舞台を江戸に移し、『千石船帆影白濱(せんごくぶねほかげのしらはま)』の外題で、東京・新富座で初演された作品を、本来の舞台である出石に置き換えて約130年ぶりに構想も新たに上演するという。

 

 お家乗っ取りを狙う出石藩筆頭家老・仙石左京の陰謀を、仙石家の家臣・神谷転(うたた)が暴き、藩は安泰を取り戻すという筋立てで、忠臣・神谷と敵役の家老を片岡愛之助が二役で勤める。

    中村鴈治郎
    片岡愛之助
  中村種之助
  中村寿治郎
   中村壱太郎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 騒動に加わる個性豊かな登場人物に、中村壱太郎、中村種之助、中村寿治郎。物語の行方を左右するキーマンとなる寺社奉行・秋坂中務は、中村鴈治郎という充実の顔ぶれ。今回が10回目となる永楽館歌舞伎にふさわしい、骨太で娯楽性に富んだ作品だ。

 

 10回という節目を祝って、芝居小屋の前で慶事を寿ぐ一幕『弥栄出石賑(いやさかえいずしのにぎわい)』では、所作事「元禄花見踊」を伴って、俳優陣がお祝いを述べる。俳優の襲名や劇場の開場など、おめでたい興行でしか見られない貴重な演目だ。

 

 開幕前日の11月3日(金・祝)14時30分からは、出石お城まつり会場で出演者によるお練りも予定されている。

 

 第1部は11時30分開演、第2部は16時開演(9日・12日は第1部のみ)。第1部・第2部とも同じ演目で上演する。観劇料11,000円(全席指定・税込み)。チケットの発売は10月31日(火)まで。すでに完売もあるのでお早めに。

【チケットのお問い合わせ】チケットホン松竹0570-000-489(ナビダイヤル・10~18時)

 

【直行バス運行のお知らせ】

 お練りの11月3日も含め、期間中は新大阪からの直行バスを毎日運行。観劇チケットとのセット販売も同時受け付け中! 問い合わせは、いずしトラベルサービス TEL0796・52・4960(10時~17時30分)

 

 




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