蓬莱竜太 家族と向き合い新たな地平
書き下ろしの新作「消えていくなら朝」を8月上演

 誰にもある「日常」を丹念に描き、笑いとスリルを交えて人間模様を浮かび上がらせる作家・蓬莱竜太の新作「消えていくなら朝」が8月、兵庫県立芸術文化センターで上演される。

 今作で任期を終える新国立劇場演劇部門の宮田慶子芸術監督が「蓬莱君が書きたいものを」と依頼。作家で成功した主人公は久しぶりに帰郷するが、家族たちは快く思っていない様子。「新作はうちの家族を書きたい」と宣言したことから揺れ始める関係を通して、家族、仕事、表現、人生、愛、幸福とは何かを問いかける。

 作品には蓬莱自身の家族が投影される。「僕も40代になり、家族への反発と許容のバランスが取れるようになりました。作家経験をふまえて自分の家族と向き合ったらどうなるか。恥ずかしいですけど、そこを本当にやりきれるかも挑戦のひとつ」と蓬莱。「家族は役割が決まっていて、一対一の時と集まった時で生まれる感じは違う。お茶の間の会話劇とはまた違う、新しい手法と切り口を探したい」。

 ヒリヒリする人間関係の中にもユーモアを忘れない作風で人気の蓬莱が、どんな地平を切り開くか。

兵庫県出身。「3年に1回ぐらいしか帰省しないので」と笑う

 




※上記の情報は掲載時点のものです。料金・電話番号などは変更になっている場合もあります。ご了承願います。
カテゴリ: ステージトーク

あなたにおすすめの記事