【つながるキッチン】茨城県常陸太田市 凍みこんにゃくのラザニア

厳しい冬の寒さを乗り越えて伝統の味を守る

 「凍みこんにゃく」をご存じですか? こんにゃくを乾燥させて作る茨城県北部の常陸太田市と大子町で江戸時代から続く伝統食品です。

 生産は12~2月。厚さ5㍉ほどのはがき大に切ったこんにゃくを、田んぼに1枚ずつ並べて水をかけ、夜に凍らせて日中に解かす、という作業を約20日間繰り返し、水分を抜きます。最後は乾燥させてカチカチに。昭和初期まで50軒ほどのこんにゃく農家が作っていました。生産に時間がかかり希少な食材のため、特別な時に煮しめにして食べていたそうです。しかし、作り手は減少。そんな状況を危惧した中嶋商店の中嶋利さん(85)は、55歳から凍みこんにゃく作りを始め、今では常陸太田市で唯一の生産者になりました。「幼い頃のごちそうを絶やさないように、まだまだ頑張ります」と元気に話します。

 調理する際は水で戻してから使います。歯ごたえがあるので、今回はラザニアの生地の代わりにしました。凍みこんにゃく自体の味はあまりありませんが、ソースがしみやすく、味わいが深まるのを楽しめます。天ぷらやフライにもおすすめです。

 

凍みこんにゃくのラザニア

凍こんにゃく

【材料(1人分)】

凍こんにゃく4枚、オリーブオイル適量、ニンニク少々、トマト缶(カット・ホールどちらでも可)200cc、マッシュルーム1個、ピザ用チーズ50㌘

【作り方】

1.凍こんにゃくを約10分、水で戻す。軽く洗い絞る。

2.鍋で湯を沸かし1を約15分ゆで、食べやすい大きさに切る。

3.熱した鍋にオリーブオイルをひき、みじん切りにしたニンニクを焦がさないように炒める。

4.香りが出てきたら、トマト缶とスライスしたマッシュルーム、2を入れ軽く煮る。

5.4を耐熱容器に入れ、ピザ用チーズをのせ、200度のオーブンで表面が色づくまで焼けば完成。

監修:松田 朗さん  Pizza Pasta & Wine アリオリオ(阪急岡本)店主


■ 製造・販売:中嶋商店 ℡0294・85・1436

■ 価格:1袋(12枚入り) 1,080円(要別途送料)




※上記の情報は掲載時点のものです。料金・電話番号などは変更になっている場合もあります。ご了承願います。
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