新潟の魅力を若者目線でチェック! 県・JR西・大学が連携して「新潟カレッジ」 体験実習へ出発

 新潟県とJR西日本は、吹田市の関西大学、神戸市灘区の神戸松蔭女子学院大学、和歌山市の和歌山大学と連携し、大学生ならではの若者目線で観光の新たな魅力を探るプロジェクト「新潟カレッジ」をスタートさせた。大学生が新潟へ出かけ、体験実習で地元関係者と交流。県とJR西が旅行プラン作りや、Facebook、InstagramなどSNSを活用した情報発信に役立てる一方、学生たちにも、実習や成果報告会を通じて、自主性やコミュニケーション能力などのスキルアップの機会として注目される中、8月22日(火)、学生たちが体験実習に向けてJR大阪駅を出発した。

 JR西日本が地方とともに展開する「カレッジ」は、九州新幹線、北陸新幹線など、新しい交通体系の整備が進む中、関西と各地域間の交流促進、学生への学びの提供、若い世代の旅行需要の喚起を目的に、これまで南九州、北陸の各県などで2012年から計10回にわたって実施されてきた。初実施となる新潟には、25日(金)までの間、関大、神戸松蔭、和歌山大の学生18人が訪問し、上越、越後妻有、佐渡の3コースに分かれて2泊3日または3泊4日の日程で実習をする。現地では新潟経営大学の学生がサポートする。

「新潟カレッジ」の記者説明会に出席した神戸松蔭女子学院大学の学生(右から2人)と関係者たち=7月、JR西日本本社で

 神戸松蔭が参加する上越コースは、雪や多湿な気候が育んだ多彩な食文化と、起伏に富んだ地形を生かしたアウトドアスポーツを体験。関大は新潟妻有コースに参加し、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」で実績を上げているアートを切り口にした地域づくりについて学ぶ。和歌山大の佐渡コースは、歴史的に関西など西日本から強い影響を受けた独自の伝統芸能を探る。

 現地での体験は参加学生たちが主体となってSNSで発信してもらい、列車を利用した新潟の旅の楽しさをリアルタイムで伝える。体験実習終了後には大阪で成果報告会を開催。現地で見聞きした観光素材の磨き方を企画提案してもらい、優秀な提案はJR西が運営するWEBサイトで紹介する。

 新潟県大阪事務所の新井一郎所長は「若い人に新潟の観光資源を見つめ直してもらい、地元の人が気づかない魅力を発見したい」と期待する。JR西日本営業本部の竹澤徹課長も「北陸新幹線の開業で、関西と新潟の旅客流動は増えている。この動きを持続させたい」と意気込む。

 神戸松蔭女子学院大学人間科学部の青谷美知代准教授は、「過去の『カレッジ』に参加した学生が旅行会社に就職して、旅の企画を手がけるなど教育効果も上がっています。学生たちにとっても貴重な教育機会なので、新潟も力を入れて臨みたい」と話す。

「新潟カレッジ」の体験実習に出発する学生たちと関係者=8月22日、JR大阪駅で

 8月22日朝の出発に合わせて大阪駅で開かれた壮行会には、大学や新潟県、JR西日本の関係者が顔をそろえ、体験実習に向かう学生たちにエールを送った。挨拶に立った関西大学の学生の1人は「これまで新潟へ行ったことなく、今回、実際に訪ねることができて楽しみにしています。いろんな交流や体験を通して、新潟の新しい魅力を見つけてきたいです」と意欲を見せた。

 壮行会には新潟県ご当地キャラクター「日本元祖スキー漢(おとこ)レルヒさん」も駆けつけ、学生たちが列車に乗り込むと、ホームから大きく手を振り、見送っていた。

 新潟県内には北陸新幹線の糸魚川、上越妙高の2駅があり、大阪から特急「サンダーバード」と北陸新幹線「はくたか」を金沢で乗り継いで約4時間台で行くことができる。

 また、JR西では熊本、宮崎、鹿児島の3県と連携した「南九州カレッジ」も同時期に予定している。

学生たちを見送る新潟県ご当地キャラクターと関係者たち

※壮行会の模様を加えて更新しました。




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