【笑いについて本気で考えてみた】笑いを測ることはできるのか?

笑い×測定

笑いを測る機械を研究開発するNPO法人「プロジェクトaH(アッハ)」(東大阪市)を訪ねた。代表の池田資尚さん(30)は「笑うと健康になると言いますが、どれだけ、どんな風に笑えばいいのか。〝笑い〟の質と量をデータ化しようと考えました」と、2008年に完成した試作機「横隔膜式笑い測定機」を見せてくれた。顔・喉・腹の3カ所に筋電計の電極を貼り付けて笑うと、各部位の動きが筋電図に波形として表示され、顔だけに反応があると愛想笑い、喉だけだと空笑いなど笑いのタイプが判別できるという。  

しかし、この試作機には問題があった。「縦6・6㌢×横21㌢×幅16㌢と大きく、重量 が約2㌔もある。あと、体に電極などを貼り付けられるので、被験者が緊張して全く笑わなくなってしまいます」と理事の板村英典さん(37)。  

これらを解決して14年8月 に完成したのが笑い声測定システム「アッハ・メーター」だ。専用のソフトウェアが入ったスマートフォンなどの小型端末と咽頭マイクで、どこでも簡単に笑いを計測できる。笑い声の中の「ア」と「ハ」の数を計測し、「アッハ」という独自の単位で画面に表示。「アッハッハ」と笑えば3アッハという具合だ。ちなみに私は7アッハだった。理事の池信敬子さん(42)は「今後はこの測定機を社会貢献に役立てたい」と話す。 (西本幸志)

板村英典さん プロジェクトaH理事。関西大学でコミュニケーションを研究後、同団体で笑いの研究について取り組む。手にしているのは笑い声測定システム「アッハ・メーター」
板村英典さん
プロジェクトaH理事。関西大学でコミュニケーションを研究後、同団体で笑いの研究について取り組む。手にしているのは笑い声測定システム「アッハ・メーター」

※2015年4月掲載




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