金沢の歴史と文化を伝える文化財 12月2日(土)3日(日)に特別公開

 加賀百万石の美しい風情とたたずまいを残す金沢市で、「寺町寺院群 非公開文化財特別公開」(主催:北陸朝日放送、協力:朝日新聞社、後援:金沢市)が、12月2日(土)3日(日)の両日午後1時~4時に開催される。

 1616(元和2)年ごろ、加賀藩3代藩主・前田利常は、金沢城の防備対策などで、城下に散在していた寺社を、小立野、卯辰山、寺町の3カ所に移転、配置した。今回は金沢市内の寺社に保管され、日頃は一般公開されることのない文化財を公開し、金沢の魅力を内外に発信しようと企画。寺町寺院群の4カ寺が文化財を特別公開する。

承証寺(写真提供:金沢市)

 【長久寺】前田利家の妹・津世姫の菩提寺。境内には芭蕉の碑や樹齢四百年近いギンモクセイが育つ。釈迦が沙羅双樹の下で宝台上に横臥し、涅槃に入る場面を描いた「仏涅槃図」(江戸時代前期)などを公開。

 【西方寺】越前府中にあったが利家の第六女・菊姫の没年に金沢城付近に菩提寺として建立され、元和2年に移ってきた。白山を開いた泰澄大師の作と伝わる「木造十一面観音立像」(平安時代後期)などを公開。

 【承証寺】安宅の関の沖合から浮かんだといわれる鬼面の鬼子母神がある。本堂板戸は俵屋宗達作の「萩に兎」とされる。本堂外陣正面にはめられ、見事な透かし彫りが見られる「双龍 彫刻欄間」「松・梅彫刻欄間」などを公開。

 【妙法寺】利家とまつの養女として育てられた円智院妙浄尼が開基。市の天然記念物ドウダンツツジも有名。円智院妙浄尼が長い髪に豪華な打掛け姿で上畳に座る「円智院妙浄画像」(複製)などを公開。原品(安土桃山時代後期)は石川県指定文化財。

 拝観料は千円(高校生以下無料、4カ寺全て拝観できる)。問い合わせは℡076・269・8818、特別公開事務局(北陸朝日放送内)へ。

 見どころ解説など、特別公開の詳細はWEBページでも発信している。

 http://www.hab.co.jp/bunkazai/




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