【笑いについて本気で考えてみた】落語でにぎわえ! 商店街!

笑い×まちおこし

「池田の猪買い」など落語の演目に登場する池田。上方落語の資料館「落語みゅーじあむ」を2007年に開くなど、落語をまちおこしに取り入れてきた。中でも、阪急池田駅周辺の商店街で08年から続く「おたなKAIWAI」は、そんな落語とゆかりが深い池田を広く知ってもらう活動の一つで、第3セクター会社「いけだ3C」が事務局となり、各店で落語会を開いたり、落語を聞きながら飲み歩くイベントを重ねてきた。

この企画に関わってきたのが商業活性化アドバイザーの堀登志子さん(57)だ。最初に関わった企画が、落語の演目一席を店が受け持ち、その内容にちなんだ商品を店ごとに一つ開発して販売し、おもてなしするという「落語一店一席」。お店を回り、各店が得意とする商品と演目をどう結び付けられるかを話し合った。例えば、ケーキ店では、うそをついて傷んだ豆腐を食べさせる落語「ちりとてちん」を題材に、豆乳のチーズケーキが生まれた。そうして08年3月に第1弾として22店で商品を発売し、今では約70店までに拡大した。

駅周辺のサカエマチ商店街、ほんまち通り商店街では学生や社会人による落語会も定着。当初は空き店舗で月1回ほどのペースで催していたが、営業中の商店や医院でも開かれるまでになった。「人の笑い声がする楽しそうな空気が生まれてきたように思います」と堀さんは手応えを話す。

夏休みに子ども向けの落語教室が開かれるなど、まちおこしの輪は確実に広がっている。「これからも笑いに満ちたまちが生まれるお手伝いをしていきたい」(西本幸志)        

堀登志子さん 商業活性化アドバイザー、商店街よろず相談アドバイザー。写真は阪急池田駅前の「サカエマチ商店街」で。「笑ってまちとそこに住む人たちを元気に!」
堀登志子さん
商業活性化アドバイザー、商店街よろず相談アドバイザー。写真は阪急池田駅前の「サカエマチ商店街」で。「笑ってまちとそこに住む人たちを元気に!」

※2016年3月掲載




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