昔なつかし・昭和レトロ 土方重巳の世界展 10月6日(土)~12月9日(日)西宮市大谷記念美術館

『馬』ポスター 1941年

 キャラクターデザインの先駆者でグラフィックデザイナーの土方重巳の仕事を紹介する「昔なつかし・昭和レトロ 土方重巳の世界展」が10月6日(土)~12月9日(日)、西宮市大谷記念美術館(阪神香櫨園)で開かれる。
 土方重巳は1915(大正4)年兵庫県生まれ。多摩帝国美術学校(現・多摩美術大学)を卒業後、東宝に入社し、戦前の東宝映画を代表する「馬」や、原節子、エノケンの出演した作品、文化映画などのポスターを手掛けた。退社後も、フリーのデザイナーとして「大いなる幻影」「北ホテル」「石の花」など映画史に残る名作のポスターを描いたほか、藤田嗣

『石の花』ポスター 1947年

治が舞台装置を手掛けたことで知られる東京バレエ団「白鳥の湖」、藤原歌劇団のオペラ、劇団民芸の芝居、人形劇団プークの公演などのポスターやちらしのグラフィックデザインも担当した。さらには絵本「ねずみとおうさま」など、子ども向けの仕事も多い。1959(昭和34)年にNHKテレビ番組「おかあさんといっしょ」をスタートさせ、翌年から始まった番組内の人形劇「ブーフーウー」のキャラクターをデザインした。企業のデザイン制作にも関わり、現在でも使われている佐藤製薬の象のキャラクター「サトちゃん」の生みの親でもある。
 同展では、土方の多岐にわたる仕事を貴重な原画、ポスター、映像などでたどる。
 一般800円、高大生600円、小中生400円。10時~17時(入館は16時半まで)、水曜休館。℡0798・33・0164。

http://otanimuseum.jp/

『ブーフーウー』(別冊キンダーブック1960年8月1日号)原画 1960年 「サトちゃん」 1960年頃

 関連して講演会が開かれる。
 ①子どもに向けた土方重巳の仕事―戦後を中心に 10月6日(土)14時~、刈谷市美術館館長代理・松本育子さん
 ②土方重巳作品よりロシア映画「石の花」「シベリア物語」について 11月23日(金・祝)14時~、ロシア映画研究者・扇千恵さん
 いずれも参加費は無料(入館料は必要)。①9月20日(木)②9月30日(日)9時から℡0798・33・0164で受け付け開始。先着順で定員100人(小学生以上)。

 

 




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カテゴリ: ライフ&アート

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