京都・東山の高台寺で「春の特別拝観」 しだれ桜の波心庭ライトアップと「白浪画伯墨彩画展」

 豊臣秀吉の正室「ねねの寺」として知られる高台寺(京都市東山区)で、春の特別拝観が行われている。高台寺の春は、白砂の方丈前庭(波心庭)のしだれ桜が見どころ。4月に入り、開花が始まり、数日で見ごろを迎えそうという。

日没後にはライトアップで幻想的な空間が楽しめる

 

 

 5月7日(日)までの特別拝観期間中は、通常は午後5時30分までの拝観時間を午後10時まで延長(受け付けは午後9時30分まで)。日没後はライトアップされ、京都万華鏡ミュージアムの協力による3Dプロジェクションマッピング「万華鏡ファンタジー」も楽しめる。

 

 

 特別拝観期間中、高台寺の境内では、中国上海生まれで東京在住の水墨画家・白浪(はくろう)さんの墨彩画展も開催中。

白浪「月朧桜朧」
白浪「白孔雀」

  伊香保天宗寺本堂天井絵花鳥130点、鎌倉建長寺障壁画などで知られる白浪さんは、5歳から絵画を学び、1977年に上海文学院を卒業。80年、嶺南派の巨匠・黄幻吾(1906-85)に師事し、その最後の弟子となった。87年に日中美術財団代表理事で上海大学名誉教授であった天河久治氏の招きで来日、武蔵野美術学園で日本画とデッサンを学んだ。竹内栖鳳らの日本画と印象派の西洋画の影響を受けた作風は、彩色を施した水墨画として結実し、独特の幻想的で優美な世界を描く。

 臨済宗建仁寺派の寺でありながら、どことなく女性的なやさしさが漂う高台寺のたたずまいに、たおやかな墨彩画が見事にマッチして、古都に春の訪れを奏でる。4月5日(水)~11日(火)と5月7日の最終日は、白浪さんが会場に在廊予定。

 

 高台寺の西、ねねが晩年を過ごした地に建立された圓徳院では「禅寺体験ことはじめ」を同時開催。高台寺「掌美術館」では6月11日(日)まで春の特別展「戦国時代の女性のくらし」が開かれている。

 

 高台寺の拝観料(掌美術館を含む)は大人600円、中高生250円。高台寺の拝観料~圓徳院を含む3カ所共通拝観券は900円。

 

高台寺ホームページ http://www.kodaiji.com/




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