時代と街が匂い立つ糸川燿史写真展「大阪芸人ストリート」 6月18日(日)まで 週末にはゲストとのトークイベントも

 お笑いをはじめ数々の芸能を生み出す関西と大阪の街を愛する人に、ぜひ注目していただきたい写真展が、6月1日(木)~18日(日)に大阪市中央区のギャラリーで開かれる。

写真家・映像作家 糸川燿史さん

  撮影したのは糸川燿史(いとかわ・ようし)さん。1934年三重県に生まれ、50年に大阪へ。55年から大阪の街と人物写真を撮り始め、60年代後半からは音楽、演劇、演芸などで活躍するアーティストたちと交流を深め、70年代には「プガジャ」と呼ばれ親しまれていた「プレイガイド ジャーナル」に写真を発表。作家・村上春樹のデビュー作を大森一樹監督が映画化した「風の歌を聴け」(1981年)のスチール写真なども手掛けた。ポジ・ネガ、モノクロ・カラーそしてデジタルへ、写真技術が変化する中で今も第一線で活躍する写真家・映像作家だ。

 

 展示される写真は、1994~1999年に月間のお笑い情報誌「マンスリーよしもと」の扉と、なんばグランド花月のチラシの表紙を飾った65組の芸人たちのモノクロ写真約130点。すべて写真家本人が暗室で手焼きしたオリジナルプリントで、株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシーの全面協力で実現することになった。

 

 

チャンバラトリオ/新日本製鉄 千本松渡船(1994年10月号)
海原やすよ ともこ/祇園白川北通り(1996年8月号)
桂三枝(現・文枝)/神戸ハーバーランド(1998年1月号)
トミーズ/大阪球場工事現場(1999年4月号)

 糸川さんの写真は、大阪の街と芸人をテーマに、芸人を育むお笑いの街大阪という磁場にもスポットを当て、その芸人、その場所、その時という3つのアプローチで撮影されている。今回の展示にあたり、糸川さん自身が「大阪芸人ストリート」というタイトルをつけたという。作品から感じられるのは、文化や芸能を生み出す母体となっている“街”に対する、糸川さんの深い愛情だ。

 主催者である10W gallery(テンワットギャラリー)の酒井章子さんは「撮影当時から約20年を経て、芸人の今、街の今、そして私たちの今は変化し続けています。当時と今、そして未来、時代は互いにリンクしながら新しいなにかを生み出しています。けっしてノスタルジーだけでは終わらない、今のリアルさえ感じさせる、芸人と大阪の街の時空ストリート、ぜひ、ご覧ください」と話す。

  写真展は入場無料。週末に開かれる糸川さんとゲストのトークイベントは要予約で参加費1,000円。興味深い話が聞けそうだ。

 

糸川燿史写真展「大阪芸人ストリート」

~1994年から1999年『マンスリーよしもと』の扉を飾った芸人たち~

【会 期】2017年6月1日(木)~18日(日) 14:00~20:00 ※会期中無休

【会 場】10W gallery (テンワットギャラリー)

     大阪市中央区平野町1-6-8-901 メロディハイム平野町10F

     (地下鉄堺筋線北浜駅下車5分)  http://winfo.exblog.jp

【協 力】株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー

【主催・問い合わせ】10W gallery(テンワットギャラリー)

     TEL 06-4707-4356 FAX 06-6202-1235 Eメール info@10w.jp

 

 

【糸川燿史トークイベント】(上記問い合わせ先へ要予約、参加費:1,000円)

 6月3日(土)14:30  ゲスト:大塚まさじ(シンガーソングライター)

 6月4日(日)14:30 ゲスト:竹中功(「マンスリーよしもと」初代編集長)

 6月9日(金)15:00  ゲスト:嘉門タツオ(シンガーソングライター)

 6月10日(土)14:30 ゲスト:すみのけいし(演芸作家)

 6月11日(日)14:30 ゲスト:野山雅史(「マンスリーよしもと」二代目編集長)

 6月17日(土)14:30 ゲスト:増山実(作家)

 6月18日(日)14:30 ゲスト:大木一史(映画監督)




※上記の情報は掲載時点のものです。料金・電話番号などは変更になっている場合もあります。ご了承願います。
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