本の世界へいらっしゃい!まちの図書館が今面白い
箕面「紙芝居まつり」・宝塚「ぬいぐるみのお泊まり会」

 知の宝庫、図書館。最近は本の貸し出しだけではなく、館員が工夫を凝らした企画が催されて、まちの人々が気軽に集える場所にもなってきました。新しい取り組みで注目される箕面と宝塚の2館を訪ねました。(畑美佑)

全国から力作集まる7月に「紙芝居まつり」

画像01 箕面市立中央図書館は紙芝居をテーマに文化発信に力を入れている。毎年春に行う「箕面手作り紙芝居コンクール」は今年で27回。図書館でおはなし会をしていた市民ボランティアらの発案から始まった。一般とジュニアの2部門に、全国から毎年100作以上の力作が届く。
 枚数は自由で15分以内で演じられれば良い。1次予選を通過後は作品だけではなく実演も評価される。「画力だけではなく脚本から表現力までトータルで求められる紙芝居は奥深い。審査は毎年かなり白熱します」と大迫美恵子館長。
 まさに今年の審査が進行中で、応募作品は7月8日(土)~16日(日)同館で展示され、15日(土)の公開最終審査を経てグランプリと最優秀賞が決まる。16日の「箕面紙芝居まつり」では、受賞作をはじめプロアマ合わせて100以上の作品の実演があり、多くの紙芝居に出合える。「生で見る紙芝居って本当に面白いのでぜひ!」と大迫さんも太鼓判。「皆さんに楽しんでもらえるにぎやかな催しとして、50回をめざして続けていきたいですね」

箕面市立中央図書館(阪急箕面から徒歩10分)。TEL:072・722・4580
 9時30分〜17時(祝日を除く水曜と金曜は19時まで)。月曜休館(祝日の月曜は開館)。

夜の図書館を探検!?ぬいぐるみのお泊まり会

 宝塚市立西図書館で毎年12月に開く「ぬいぐるみのお泊まり会」が好評だ。児童書担当の井上久美子さんらが携わって7年になる名物企画で、毎回約50組の親子が参加。当日は地域の子どもたちがお気に入りのぬいぐるみを連れて夕方に図書館へ集まり、おはなし会からイベントはスタートする。
 その後、大きな毛布に各自がぬいぐるみを寝かしつけ、子どもたちは帰宅。閉館後、ぬいぐるみが図書館内を探検する場面を井上さんら館員が写真に仕立てておき、翌日午後に子どもたちがぬいぐるみをお迎えにきた時にその写真をプレゼントする。
 「みんな、離れがたい様子で帰っていくのがかわいらしい。翌日は張り切って迎えに来てくれます」と表情を緩める井上さん。 写真を渡す時には、子どもたちが図書館に足を運ぶきっかけになればと、「あなたのぬいぐるみが気に入って読んでいたよ」と、その子のために選んだ本を伝えるのを忘れない。実際、子どもたちは自分の“友達”が探検する様子に興奮を隠し切れず、「本を読むきっかけになった」と母親らを喜ばせている。
 「図書館って面白い!と感じてほしい」と井上さん。今年も12月に開催を予定している。

宝塚市立西図書館(阪急小林から徒歩5分)。TEL:0797・77・1222
 10〜18時(金曜と7・8月の土曜は19時まで)。水曜休館。




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