中之島香雪美術館がオープン  1年をかけて開館記念展シリーズを開催

ロビー・エントランス

 

 公益財団法人香雪美術館は3月21日、大阪屈指のビジネス街の中心に中之島香雪美術館を開館させた。美術館は中之島エリアの中心にそびえる超高層ビル「フェスティバルタワー・ウエスト」の4階に位置し、現代建築と和の世界観が巧みに融合した新しい空間として誕生。

 20メートルにわたるダイナミックな木目の切子格子や温かな土壁で落ち着きと格調を備えたエントランスの先には、ビルの中とは思えない程の静寂が広がる展示室。

 

 

静寂が広がる展示室

 展示ケースには国内最高水準の超高透過ガラスが採用されており、目の前にガラスがあることを忘れてしまうほどの透明度が作品の美しさを際立てている。

 常設展示の目玉は、茶室「中之島玄庵(げんなん)」だ。重要文化財である旧村山家住宅(神戸市)に建つ茶室「玄庵」を、茶庭である「露地」まで含めて原寸大で正確に再現した。茶室を囲む壁面上部には、神戸・御影の四季の風景をCG加工した映像を映し出し、自然の移ろいの中で変化する茶室の様子を楽しめる。

 

 

「中之島玄庵」
「村山龍平記念室」

 

 

 

 

 

 

 

 

 さらにもう一つの常設展示「村山龍平記念室」にも注目したい。中之島香雪美術館の所蔵品の多くは朝日新聞創業者の村山龍平のコレクション。記念室では新聞づくりに邁進したと同時に日本の文化や美術を支援した村山の生涯をたどる。そのほか5000坪にも及ぶ敷地面積を持つ旧村山家住宅の90分の1のジオラマや、洋館の2階居間部分を再現したコーナーも。岡倉天心らが創刊し、村山が財政支援した現存最古の美術雑誌「國華」も紹介する。

 開館後1年間は、村山のコレクションを5期に分けて展示する開館記念展を開催。重要文化財19点、重要美術品23点をはじめとする約300点のコレクションを一挙に公開する。第Ⅰ期展「美術を愛して」では、村山龍平と特にゆかりの深い名品やエピソードが知られる作品を中心に約60点を紹介。第Ⅰ期展は4月22日(日)まで(月曜休館)。

 

一般900円、高大生500円、小中生200円。10~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館。

アクセス:地下鉄四つ橋線「肥後橋」駅、京阪中之島線「渡辺橋」駅と直結、JR「大阪」駅桜橋口より徒歩11分、地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅より徒歩6分、JR東西線「北新地」駅より徒歩8分

問い合わせは℡06・6210・3766、中之島香雪美術館へ。

http://www.kosetsu-museum.or.jp/nakanoshima/




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