NPOが実施した「ひとり親の母子家庭の生活実態調査」結果まとまる~6/10(日)豊中で報告シンポジウム~

 NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ・関西」(事務局・大阪市北区)は昨年末、よりきめの細かい当事者支援の方向を探るために、関西圏在住の子づれシングル女性200人を対象に「シングルマザーと家族に関するアンケート」を実施した。

 寄せられた回答は161人(うち有効回答155人)。内訳は、実際に20歳未満の子どもを養育している「現役子づれシングル」120人、末子がすでに20歳以上の「ポスト子づれシングル」27人、夫と別居中や離婚調停中の「プレ子づれシングル」8人だった。

まとめ冊子はA4判64ページの大作だ

 4月下旬に同NPOは、シングルマザーたちそれぞれの貴重な生活実態をまとめた冊子「関西在住の子づれシングル女性たち―『ひとり親家族の保護者と子どもたちの生活実態と課題に関する調査』より―」を作成=写真。6月10日(日)には豊中で、調査結果から見えるシングルマザーのリアルな生活をテーマにしたシンポジウムを開く。

 アンケートの質問は全27項目。質問票は「日韓ひとり親研究会」(代表:神原文子)の協力で作成した。厚生労働省が5年ごとに発表している「全国母子世帯調査」(直近は2016年11月実施、17年12月に公表)よりもさらに詳しい生活実態や就労と収入との関連、住まいの状況や身近な援助者の有無などを尋ね、個々のシングルマザーの日々の奮闘ぶりがうかがえる内容になっている。

 同NPOの山口絹子理事長は「シングルマザーが100人いたら100の悩みがあると知りながら、個々の現状は把握しきれていないという苦しい思いが今回の調査の出発点でした。『連合・愛のカンパ』から助成金も得て実現しましたが、ご回答いただいた皆さん、本当にありがとうございました。シングルマザーが日々の生活で何に困り、悩んでいるのか、また、どのような支援を求めているのか。具体的にはお金に関する不安が大きく、必要な公的制度があることが伝わっていないこともわかりました。今回把握できた内容を今後の活動の参考にするとともに、当事者を支援する団体として、自治体などに適切に伝え、ひとり親世帯へのさらなる支援策の充実につなげていきたい」と話している。

 

【NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ・関西 設立13周年記念シンポジウム】

アンケートから見えるシングルマザーのリアル―ひとり親をひとりにしない―

日時:6月10日(日)13:30~16:00

会場:とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ

<プログラム>

1 問題提起 神原文子さん(神戸学院大学教授)

2 グループワーク、参加者との意見交流

 〇住宅(住まいは生活の足場。安心で低価格の住まいは?)

 〇就労(なぜ、収入アップできないの?)

 〇支援制度(使える制度、欲しい制度、自治体格差?)

 〇障がいを持つ母と子ども(障害福祉年金と児童扶養手当)

 〇非婚シングルマザー(結婚しないで子どもを産み育て…)

参加費:500円(アンケート冊子代込み)

保育あり:子ども1人300円※6月7日(木)までに要申し込み

主催・問い合わせ:NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ・関西

         TEL&FAX:06・6147・9771

         メール:smfkansai@orange.zero.jp

 

【シンポジウムに参加できないが、アンケート結果をまとめた冊子の郵送を希望する場合】

 冊子は1冊500円のカンパで希望者に配布中(郵送料別途必要)。詳しくは上記の宛先へメールまたはFAXでお尋ねください。




※上記の情報は掲載時点のものです。料金・電話番号などは変更になっている場合もあります。ご了承願います。
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