音楽との出会いをもっと多くの人に~「クラシックファンが創るコンサートの会」が4月6日に「PAC楽団員による 卒業感謝音楽祭」を開催

 1月の兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)定期演奏会終演後のロビーで、団員たちが笑顔でビラを配っていた。「何だろう?」と手にしたビラに書かれていたのは次の文字。

 「クラシックファンが創るコンサートの会」ご招待公演のご案内

第3回ファンが創るコンサート(PAC応援シリーズ vol.1

「PAC楽団員による 卒業感謝音楽祭」~ありがとうの気持ちを音楽にのせて~

4月6日のコンサートに出演するPACメンバーたち

  4月6日(木)19時から、兵庫県立芸術文化センターの神戸女学院小ホールで、今年3年の期限を迎えるPAC団員たちが弦楽アンサンブルなどのコンサートをするらしい。申し込みは往復はがきで。先着順に300人を招待するという案内チラシだった。

  申込方法などの詳しい案内はコチラ⇒ https://classic-fan.jimdo.com/

(※先着順のため、定員に達している場合はご了承ください)

 

 「クラシックファンが創るコンサートの会」(代表・池田邦章さん)は2015年に発足。有料・無料の様々な会場で開かれるクラシックコンサートに足繁く通ううちに顔見知りになったファン仲間と出演者たちが、「少しでも多くの人に、いろいろな音楽と出会ってほしい」と、手弁当でコンサートを企画し始めた。

 

 その年の大晦日に、大阪出身の蔵川瑠美さん(広島交響楽団コンサートミストレス)を中心に、神戸女学院小ホールで第1回のファンが創るコンサートを開いた。16年10月の第2回では、PACのOBの原田亮子さんと現役団員の弦楽アンサンブルが実現。今回、3回目で初めて、今シーズンでPACを卒業する団員たちのコンサートを構えた。

 

 「PACメンバーの卒業を、プログラムのお知らせで知るだけなのを、ずっと残念に思っていました。卒業するメンバーたちが中心になった演奏を聴きたいと思い、ファン仲間でその演奏会を支えようじゃないかという趣旨で考えていたら、たまたま4月6日にホールが空いて急きょ演奏会を開くことになったのです」と、問い合わせ先を担当する下村圭三さん(66)は話す。

 

第1回開催時の受付風景(上)と第2回開催時に受付準備する会員たち

 ファン仲間は連絡を取り合って、プログラムを作成したり、当日の受付を手伝ったり、資金をカンパしたり、自分にできることをしてコンサートを支えている。その様子は、様々な楽器の演奏者たちが、他の楽器の音に耳を澄ましながら、自分のパートを演奏し、一つの音楽を創り上げていく様子に似ているといえないだろうか。

 

 「クラシックファンが創るコンサートの会」では4月の公演の後、年末までに神戸女学院小ホールで3回のコンサートを予定している。

〇第4回:6月22日(木)日本センチュリー交響楽団員の弦楽アンサンブル

〇第5回:7月9日(日)グリーン交響楽団員(初のアマチュア団体応援シリーズ)

〇第6回:12月31日(日)蔵川瑠美さんを中心に大晦日コンサート

 

 音楽を通じた人と人の出会い、未知の曲との出会い……。会員たちは、そんな出会いの楽しみが、いろんな街に広がってほしいと願っている。




※上記の情報は掲載時点のものです。料金・電話番号などは変更になっている場合もあります。ご了承願います。
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