奄美のゆったりとした魅力が漂う絵本「あまみの唄あそび くろうさぎはねた」の世界をRIKKIさんがCD化

 ゆったりとしたリズムに乗せて、のびやかに歌われる島唄の世界に今年、絵本の世界からスピンオフした新曲たちが加わった。

 

海風社(大阪市西区)が1987年から作り続けている、沖縄や奄美大島の関連本「南島叢書92」として作られた「あまみの唄あそび くろうさぎはねた」。定価1,296円(本体価格1,200円)
 

 

 

 

 元になった絵本は、奄美大島に生まれ育ち、東京で活躍するグラフィックデザイナー幸田哲弘さんが故郷を想って書いたリズミカルな文に、イラストレーターの石川えりこさんが温かいタッチの絵を描いた「あまみの唄あそび くろうさぎはねた」(2011年1月、海風社刊)。

 この絵本を愛読し、4人の子どもに読み聞かせてきた奄美出身の歌手RIKKI(リッキ)さんが今年初めに全編を歌ってCD化した。題して「あまみの唄あそび RIKKIのくろうさぎはねた」。

RIKKIさんにとっては12年ぶりのアルバムとなる。

 

 

 作曲を担当したのは、キーボーディストの菅原弘明さんと、リュート&アーリー・ギター奏者で大阪音楽大学付属音楽院講師も務める高本一郎さんだ。

 RIKKIさんは4歳から島唄を歌い始め、15歳で日本民謡大賞グランプリを史上最年少で獲得、1993年にアルバム「風の声」でデビューした。宮崎駿監督のアニメ映画「千と千尋の神隠し」イメージアルバム(久石譲プロデュース)に参加。大人気を博したゲームソフト「ファイナルファンタジーⅩ」の主題歌「素敵だね」は15万枚売り上げるなどで知られている。

 

RIKKIさんが絵本をひらく姿がアルバムの表紙を飾る「あまみの唄あそび RIKKIのくろうさぎはねた」。定価3,024円(本体価格2,800円)

 

  表題の「くろうさぎはねた」は、絶滅が危惧される国の特別天然記念物アマミノクロウサギが夜、巣穴を飛び出して森で遊び、不思議な鳴き声で鳴く様子がやわらかく描かれる。ガジュマルの樹の上に棲むという妖怪けんむんの唄は軽快でお茶目な感じ。作者の幸田さんが小学生のころ、学校の行き帰りに出会っていたという奄美に移住した孤高の画家・田中一村さんの思い出をつづった歌もある。

 絵本に収められた全9編のほか、書き下ろしの「悲しきマングース」「ネリヤカナヤ」「立神さま」の3曲を新たに加えている。

 

 アルバムはWEB上で全曲が試聴できる。興味のある方は、ぜひどうぞ。

http://www.zipangu-label.com/product/85

 

 

 

 

 

 

 

 




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