ドリーム号史上、最上級のくつろぎ!? 大阪-東京 夜行高速バスに新車両「DREAM Relier」

 時間を有効活用できる効率的な移動手段としてすっかり定着した感がある夜行高速バス。高速道路網の整備とともに、そのネットワークが全国に拡大する中、高速バス運行事業者にとって、確実に利用者が見込める“ドル箱”路線となっているのが、今も昔も大阪-東京間だ。

パールホワイトのデザインで高級感を出した「DREAM Relier」の車両=大阪市北区で

 各社がさまざまな車両や料金帯で参入する大阪-東京間だが、高付加価値の“くつろぎ”路線を打ち出したのが、高速バスの老舗、西日本ジェイアールバスとジェイアールバス関東。3月31日から夜行高速バス「ドリーム号」の新たなラインアップとして、「DREAM Relier(ドリーム ルリエ)」の運行を始めた。

 車内に、ニーズに合わせて選べる2つのクラスを設定したのが一番の特徴で、前方の「プレシャスシート」は通路を挟んで左右に1席ずつの2列シートを計4席分配置。「プレミアムドリーム号」でも好評の幅広シートは水平近くまでリクライニングでき、脚を伸ばして寝返りも打てる“最上級感”を持たせている。レッグレストには新たにヒーターを設置し、冷えを感じやすい女性客にも気配りを見せる。

水平近くまでリクライニングする「プレシャスクラス」のシート
間仕切りでプライベート感を重視した「アドバンスクラス」のシート

 中央から後方に14席ある「アドバンスシート」は「グランドリーム号」でも人気の新型クレイドルシートを採用。“ゆりかご”のような快適さをベースに、リクライニング機能を向上させ、また座席間のシートピッチも1メートル以上確保している。「プレシャス」「アドバンス」ともに座席や通路の間には落ち着いた色調のパーテーション(間仕切り)とカーテンを設置。「アドバンス」には座席前後を仕切るカーテンも付属し、他の乗客に気兼ねなく休むことができるという。 

 全席にタブレット端末を設置し、インターネットや雑誌などのコンテンツも無料で楽しめる。もちろんフリーWi-Fi付きで、空気清浄機付きエアコン、コンセントも標準装備し、衝突被害軽減ブレーキシステムをはじめ安全装備も充実させた。

 運行に先立ち、3月下旬には関係者向けの試乗会が開かれ、大阪駅から阪神高速道路を半周の約30分間乗車してみた。「プレシャスクラス」はシートが固めでしっかりとした寝心地。しっかりホールドしてくれるので、体がずれることもなく、ゆったりと過ごせた。タブレット端末の心遣いもうれしい。「アドバンスクラス」はプライベート感にこだわった半面、間仕切りが多く、少し閉塞感があった。中央の席からは風景も楽しみにくいが、カーテンを閉めてしまう夜行高速バスなので、むしろこのほうが落ち着くのかもしれない。

 東京方面は、大阪駅JR高速バスターミナルを23時に出発し、東京のバスタ新宿に翌朝6時59分、東京駅日本橋口に7時24分に到着する。大阪方面は、東京駅八重洲南口を23時10分、バスタ新宿を23時50分に出発し、大阪駅に翌朝7時50分に着く。

 運賃は平日、土・日曜、金曜・祝前日、ゴールデンウイークなどの特定日で4区分があり、プレシャスクラス(2列シート)は14,000円~18,000円。アドバンスクラス(3列シート)は10,400円~12,500円。子どもは大人の半額。乗車前日まで購入できる「早売1」の設定も一部にある。

 ドリーム号は1969(昭和44)年に日本初の夜行高速バスとして登場した。学生や若者だけでなく、出張や帰省に使うビジネス客やアクティブシニアなどグレードを意識する層の利用も増えていると言い、西日本ジェイアールバスでは「日本の夜行高速バスをリードしてきたドリーム号を引き続き選んでいただけるように満足のいく質の高いサービスを心がけたい」としている。




※上記の情報は掲載時点のものです。料金・電話番号などは変更になっている場合もあります。ご了承願います。
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