【続報・上映館情報】西宮が舞台の映画「キセキの葉書」大阪では11月11日(土)公開

 主演の鈴木紗理奈さんがスペインのマドリード国際映画祭で外国映画最優秀主演女優賞を受賞して話題の映画「キセキの葉書」(ジャッキー・ウー監督作品)の上映館が、全国で続々と決まり、公表されている。

 大阪では、イオンシネマ茨木、第七藝術劇場、あべのアポロシネマ、布施ラインシネマで11月11日(土)から公開される。

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「キセキの葉書」の1シーン ©「キセキの葉書」製作委員会

 5月末の完成披露上映会(東大阪市)、7月の西宮特別上映会は1日限り。8月に1週間の関西先行ロードショーがあったが、「まだ公開されていないのに、私の周囲には『もう2回見たよ』という人がいて、びっくりしちゃいます。ありがたいことです」と話すのは原作者・脇谷みどりさん。

 映画「キセキの葉書」は、脇谷さんの体験に基づく実話から作られた。

 阪神淡路大震災の年の春、郷里の母がうつ病と認知症を併発した。「帰ってきてくれ」という父のSOSにも、重度障がいの娘を持つ脇谷さんは応えられない。「自分を消してしまいたい」と言う母を「死なせたくない」脇谷さんが選んだのは1日1枚のくすっと笑える葉書を送ることだった。送った葉書の数は13年11カ月の間に5千枚にもなった。そして……映画は、郷里から両親が西宮にやって来るシーンで終わる。

今夏、発売された脇谷みどりさんの最新刊。鳳書院、四六判208㌻。定価1296円。イラストも脇谷さん作

 

 脇谷さんが最新刊「晴れ ときどき 認知症」で描いたのは、その後日譚だ。2008年11月、大分の田舎から武庫川団地に移り住んだ時、父は90歳、母は81歳。わずか3カ月後に母が脳梗塞で倒れ、24時間要介護の娘、生活介助が必要な父と母をトリプル介護する日々が始まった。その後、父は認知症を患い、真夏にクーラーを封印してコタツにあたる。脇谷さんを敵と思い、バトルを繰り広げるなどの奇行を繰り返した。

 大変な日々「にもかかわらず」楽しくておかしい父母との日々。生き生きとした会話、ユーモアあふれる筆致で率直につづる泣き笑いの人生は、読む人を勇気づけ、大切な人と一緒に生きた時間は、かけがえのない宝物なのだと思わせてくれる。

 

 

 

 

2冊の著書を持つ脇谷みどりさん。「キセキの葉書」の原作本「希望のスイッチは、くすっ」も7月に第4刷が出た

 「昨年10月に97歳で父は亡くなりました。母は今も元気で、娘を可愛がってくれています。大変な時には周りの助けも借りて、人生、あきらめないで、愛情と勇気と笑える心を持って前に進めば、何とかなりますよ」と、脇谷さんは言う。

 




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