小林製薬「消臭元」が売り上げ世界一に 「見た目ブサイク」乗り越え ギネスが認定

 小林製薬(本社・大阪市中央区)は、同社が発売している芳香・消臭剤「消臭元」の売り上げが、液体タイプの芳香・消臭剤として世界一となり、ギネス世界記録に認定されたと発表した。

ギネス世界記録の公式認定証を受け取る小林章浩・代表取締役社長(右)と公式認定員(左)

 「お部屋の消臭元」シリーズ、「トイレの消臭元」シリーズの2016年1月から12月の最新年間売り上げが、国際調査機関の推定により、米ドル換算で1億2300万ドルにのぼったことが評価された。同社が世界記録に認定されるのは水洗トイレ洗浄剤「ブルーレット」に続いて2件目。

 1995年にトイレ用から順次発売された「消臭元」は、芳香・消臭効果のある液体が染み込んだ「ろ紙」をボトルから手で引き上げて使用するのが特色。固形ゲルタイプが主流だった当時、社内では「見た目がブサイク」などと反対意見が強い中、当時の小林一雅社長(現・代表取締役会長)が周囲を説得して商品開発にこぎつけた。発売後は、形状のユニークさと、大容量で、消臭効果と香りが長持ちするお得感が消費者に支持され、同社の主力商品に成長した。

 現在では、トイレ用、部屋用に加え、たばこ、自動車、介護など用途や生活シーンに合わせて種類も多様化。最近は上質な香りを兼ね備えたものや、デザイン性に優れた容器の人気が高まっているという。

 トイレの日にあたる11月10日にはギネス世界記録公式認定証授与式を大阪市内で開催。公式認定員から認定証を受け取った小林章浩代表取締役社長は「近年は消臭と香りを楽しむ時代になっています。これからも商品ラインアップを増やし、親子二代にわたって使っていただける商品開発に取り組んでいきたい」と話していた。

 小林製薬は茨木市に中央研究所を置いている。




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