7/11(水)箕面で開催 福島県の障害のある子どもの保養プロジェクト「ゆっくりすっぺ in 関西 支援コンサート」

 7月11日(水)箕面文化交流センター(阪急箕面、みのおサンプラザ1号館8階大会議室)で、ドイツで演奏活動を続ける箕面市出身のヴィオラ奏者、吉田馨さんと友人の演奏家3人が「ゆっくりすっぺ in 関西 支援コンサート」を開く(18時開場、18時30分開演)。参加協力券は大人前売り2,000円(当日2,300円)、小中高生は前売り・当日共通で1,000円。障害者の介護者は1人まで無料。未就学児入場不可。

ヴィオラ 吉田 馨さん よしだ・かおり●桐朋学園大学、ウィーン国立音楽大学卒。S・フューリンガー氏に師事。ウィーン室内管弦楽団首席奏者、エッセンフィルフィルハーモニー第一首席奏者、ヨーロッパ室内管弦楽団を経て、現在はオスナブリュック交響楽団首席奏者。
ヴァイオリン 平山 慎一郎さん ひらやま・しんいちろう●9歳で渡米。インターローケン・アーツ・アカデミー(ヴァイオリン専攻)卒。ニューヨークのマネス音楽大学でサリー・トーマス女史に師事。1998年秋に一時帰国し、小林健次氏に師事。東京フィルハーモニー管弦楽団第1ヴァイオリン奏者を経て、現在はソリスト、室内楽奏者、オーケストラ奏者として活躍。
ピアノ 中井 由貴子さん なかい・ゆきこ●京都市立芸術大学音楽学部ピアノ専攻科卒。アメリカ・インディアナ大学に留学し、ピアノソロならびに室内楽を学ぶ。霧島国際音楽祭で奨励賞、京都芸術祭デビューコンサートで毎日新聞社賞、ベスト・オーディエンス賞、市優秀協演者賞を受賞。光華女子短期大学非常勤講師、アルスノーヴァ音楽教室主宰。
チェロ 増山 頌子さん ましやま・しょうこ●5歳よりチェロを始め、桐朋学園子供のための音楽教室仙川教室、どう女子高等学校音楽家を経て、同大学および研究科を卒業。第7回泉の森ジュニアコンクール金賞、第55回鎌倉学生音楽コンクール第1位ほか。現在は、大阪交響楽団副首席奏者として活躍。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ゆっくりすっぺ in 関西」(代表・宇野田陽子)は、福島県の障害のある子どもの保養プロジェクトに取り組んでいる団体だ。

 11年の東日本大震災とその後の東京電力福島第一原発事故の後、日本各地で様々な市民団体が保養キャンプの取り組みを実施してきた。宇野田さんらがその活動にかかわる中で聞こえてきたのが「障害のある子どもが参加できる保養がない」という声だった。

 

保養とは★1986年のチェルノブイリ原発事故の影響から子どもたちを守るために世界的に広がった受け入れ活動で、放射能に関する不安から一時的に離れて心身の疲れを癒やそうという取り組みのこと。放射能の影響が少ない地域で一定期間過ごすと、免疫力が高まるなど健康面での良い効果も知られている。

 

 「障害のある子もない子も保養を必要としているのは同じ」との思いから、南相馬市での支援活動を足掛かりに障害のある子を関西での保養キャンプに参加してもらう活動を3年間実践したところ、課題が見えてきた。大きな集団の中で、障害のある子が共同生活する時のしんどさ、参加した他の子どもたちとの関係をどう作るか、保護者の置かれた状況などで悩んでいた時、豊能障害者労働センター(箕面市)と出会い、障害のある子とそのきょうだい、保護者を対象にした保養プログラムを2013年から立ち上げた。これまでに14年の春と夏、15年夏、16年の春と夏、17年春と今年の春の7回、小規模で短期間のプログラムを実施。参加した親からは「自然の中で自由にのびのび遊ぶことの大切さを改めて実感した」「家族みんなが自分の存在を認めてもらえたと感じられた」「自分の心の声に気づくことができた」などの声が届いているという。今夏も保養プログラムを実施予定だ。

 保養をめぐる現状について宇野田さんは言う。「震災から7年が経過する中で、保養プロジェクトはいろいろな意味で過渡期に差し掛かっている。公的補助が全くなく運営資金が乏しいだけでなく、福島の復興を喧伝する立場からは『保養は福島への差別を助長する』と批判される場面も出てきた。しかし、参加者たちとの出会いに学びつつ、どんな時も一番しんどい思いをしている人たちが置いてけぼりにならない保養を模索していきたい」

 支援コンサートに出演する吉田さんは東日本大震災後、石巻市で毎年「日本とドイツ・絆コンサート」を開催してきた。今回のチャリティー・コンサートは、石巻市でのコンサートの前夜祭と位置づけ、障害児の保養プロジェクトの大切さを伝えるために友人とともに出演料なしで行う。演奏予定曲は、リヒャルト・シュトラウス「ピアノ四重奏曲 ハ短調 作品13」ほか。

【チケット申し込み・問い合わせ】みのおライフプラザ1階福祉ショップ「ゆっくり」へ。

 TEL&FAX072・727・9547(担当:北川さん)、Eメール:info@koisuru.net

 

 「ゆっくりすっぺ in 関西」の活動について詳しくは、facebook「ゆっくりすっぺ in 関西」で検索を。

 問い合わせはEメール:ayupertiwi@rice.ocn.ne.jp




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