大ホール緞帳「宇宙 自発的対称性の破れ」に歓声 盛大に「豊中市立文化芸術センター」開設記念式典

大迫力の大ホールの緞帳「宇宙 自発的対称性の破れ」
大迫力の大ホールの緞帳「宇宙 自発的対称性の破れ」

 豊中市制施行80周年の今年、新装なった「豊中市立文化芸術センター」の開設記念式典が10月10日に大ホールで盛大に行われた。

  ホールがどよめいたハイライトは、名誉市民の故・南部陽一郎氏(1921-2015)がノーベル物理学賞を受賞した研究理論をイメージした縦10メートル、横25メートルの緞帳(どんちょう)が披露された瞬間。

 大阪大学のクリエイティブユニットによる「宇宙 自発的対称性の破れ」と名づけられた斬新なデザインは、客席に向かって迫りくるよう。客席壁面に整然と組まれた大阪府産の杉材をモチーフに、宇宙空間で同一方向に等速運動を続ける杉材が「自発的対称性の破れ」によって不規則に動き始めた様子をデザインしたという。

 第一部の式典は、大阪音楽大学の学生による国歌独唱と豊中市歌斉唱に続き、兄弟都市・沖縄市から訪れた照屋林賢さんと上原知子さんが厳かに「祝い節」と喜びを歌うカチャーシーを披露。ホールを埋めた市民もカチャーシーのリズムに乗せて両手を泳がせた。

 続いて、宮田亮平文化庁長官から淺利敬一郎豊中市長へ「文化創造都市」の表彰状と表彰盾を贈呈。

 豊中市は2006年に文化芸術振興条例を制定して以来、「音楽あふれるまち」などの取り組みを進めてきたが、それらが評価されて昨年度、大阪府内で初めて「文化創造都市」表彰都市に選ばれたことが披露された。表彰盾は金工作家でもある宮田長官が任命以前に制作したものというエピソードも紹介された。

オープニングセレモニーではマスコットキャラクターのマチカネくんも参加してテープカットがあった
オープニングセレモニーではマスコットキャラクターのマチカネくんも参加してテープカットがあった

 喜びの日の挨拶は淺利敬一郎市長、北川悟司市議会会長、市文化芸術振興審議会会長の橋爪紳也氏、大阪大学理事・副学長の小川哲生氏、大阪音楽大学理事長の中村孝義氏らが登壇。

 その後「建築物ウクレレ化保存計画」に取り組む豊中市在住のアーティスト伊達伸明さんが、数々の市民と思い出をともにした豊中市民会館の廃材で作ったウクレレを贈呈。ウクレレ奏者のチチ松村さんがロシアのアニメ映画音楽から「青い列車」を演奏し、哀調を帯びた音色が流れた。

 第二部のアニバーサリーステージでは、箕面自由学園高等学校の吹奏楽部とチアリーダー部「ゴールデンベアーズ」が、ステージいっぱいに演技を繰り広げ、豊中市出身の作曲家・ピアニスト西村由紀江さんが「ドリームズ」ほかを演奏し、式典は終了した。

 




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