大阪・能勢町で空き家活用をコーディネート 「野間の大けやき移住ネットワーク」

東郷地域にある国の天然記念物「野間の大けやき」。樹齢約千年といわれる

 「能勢の東郷地区に住んでみませんか」――昔ながらの里山が残る大阪府豊能郡能勢町。その南東部に位置する東郷地域で、地区外からの移住と空き家活用のコーディネート業務を担う「野間の大けやき移住ネットワーク」がスタートした。

 業務を担うのは「NPO法人 大きな樹」。「東郷地域を元気にしたい」と有志が2014年にNPO法人を立ち上げ、東郷地域にある国の天然記念物「野間の大けやき」や周辺の環境整備、オープンカフェ「ありなし珈琲」の運営、ハイキングコース整備、休耕田や遊休地の草刈りといった活動を行ってきた。人口減少や少子高齢化の影響で全国的に社会問題となっている空き家の増加は、能勢町でも急速に進んでおり、空き家の活用は地域活性化のためには避けられない取り組みだった。そこで、地域の区代表者や主な地域団体の代表者で構成される「さとおか委員会」が、能勢町から「集落間連携による地域密着サービス推進事業」の交付を受け、「NPO法人 大きな樹」に空き家活用の業務を委託、「野間の大けやき移住ネットワーク」が発足した。

1月21日に東郷地域で勉強会「東郷の空き家はどうなるの!?」が開かれた

 「能勢町は近隣の池田市や箕面市、川西市をはじめ大阪市内へも十分に通勤圏です。最近は、新たに就農したい若者やお店を開きたい方も増えています。一方で、空き家は住む人のないまま放置されています。第3者のNPO法人が間に入ることで空き家を生き返らせ、住む人を増やしたい」と、理事長の平田常雄さん。「ただ住むのではなく、〝営み〟をしてほしい。田舎では道づくりや草刈り、祭りなど地域の行事も多いです。人と人がつながって、お互いが助け合って町が元気になることが一番の望み」と副理事長の谷充郎さん。

 ネットワークが移住希望者から相談を受けると、東郷地域での生活の希望や条件などを聞き、一定の基準で登録を受付けた上で、移住生活について提案。空き家に関しても、登録されている地域内の空き家活用希望物件を対象に、ネットワークに所属する不動産仲介業者や工務店・設計事務所、弁護士、税理士、司法書士などの各種専門業者と協力して、双方のマッチングが実現できるよう応援する。移住希望者登録をするには、あわせてNPO法人 大きな樹 賛助会員への入会が必要(年会費千円)。
 問い合わせは℡072・737・2121、NPO法人 大きな樹事務局(10時~16時、火・水曜休み)。

「能勢町への移住に興味のある人はぜひ相談してください」と平田常雄理事長(右)と谷充郎副理事長

 




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カテゴリ: 地域

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