街に新しい音色を 豊中市立文化芸術センター/兵庫県立芸術文化センター

 豊中市立文化芸術センターが1月にグランドオープンし、地元の交響楽団が運営に関わるなどの新しい試みが注目されています。兵庫県立芸術文化センターでは、大規模修繕工事を経て4月にパワーアップ。阪神間・北摂の街に響く新たな音楽に耳を傾けてみませんか。

 

【豊中】地域と共に成長 何か恩返しを

 「音楽あふれるまち」の拠点をめざす豊中市立文化芸術センター。4事業者が指定管理者に名を連ねる中、文化芸術事業の企画・運営の一翼を担うのが、JTBコミュニケーションデザインと市内の服部緑地に居を構える日本センチュリー交響楽団だ。公共ホールの指定管理者に交響楽団が指定されるのは珍しい。


右から豊中市立文化芸術センター総合館長の朝倉祥子さん、日本センチュリー交響楽団事務局長の田中幸成さん、同センター副館長の西村朋美さん

 「私たちは豊中に育ててもらった楽団。地元のために何か恩返しを」と同楽団事務局長の田中幸成さん。毎年秋には「とよなか音楽月間」のメインイベント〝豊中まちなかクラシック〟に参加するなど地域の発展に取り組んできた。

 26日(日)からは「センチュリー豊中名曲シリーズ」が始まる。12月には、センター主催でベートーベンの交響曲第9番演奏会の開催も決まった。同市内にある大阪音楽大学からソリストを招き、楽団と市民公募合唱団が一つのステージを作り上げる。

 朝倉祥子総合館長は「大・小ホールの反響板と壁面は全て大阪府内で産出された杉を使用しています。木材は時間をかけて変化し、音の響きはより豊かになるでしょう。地域の皆さんと一緒に音楽を作り上げたい」と意気込む。

 

日本センチュリー交響楽団 ©s.yamamoto

●センチュリー豊中名曲シリーズVol.1
3月26日(日)開演15時
指揮:小泉和裕/ピアノ:小山実稚恵
チケット2,500円~

【問い合わせ】
・センチュリー・チケットサービス  ℡06・6868・0591(平日10〜18時)
・豊中市立文化芸術センターチケットオフィス  ℡06・6864・5000(10〜19時、月曜休み)

 


 

【西宮】お披露目イベントも開催

兵庫県立芸術文化センター舞台技術部長の関谷潔司さん

 兵庫県立芸術文化センターは、今年1月から進めていた大規模修繕が今月完成する。消耗が激しい音響や照明機器の取り換えが主な内容だが、観客が実際に使うところも装いを一部新たにする。センター舞台技術部長の関谷潔司さんは「阪急中ホールに車いす用階段昇降機を設置します。今まで車いすスペースはホール後方のみでしたが、対応の幅が広がります」と話す。

 さらに、佐渡裕芸術監督と相談し、KOBELCO大ホールに取り外し式の仮設反響板を新たに設置する。「各楽器の音がよく聞こえるようになり、オーケストラのコントロールがしやすくなったと佐渡監督の評判も上々です」。4月8日(土)9日(日)の大規模修繕お披露目コンサートでは、LEDを導入した照明に、仮設反響板もお目見えする。どのように音が変化したのか聴き比べてみては。11日(火)12日(水)には大規模修繕お披露目イベントとして、バックステージツアーやホワイエ展示を行い、85日間にもわたった修繕工事の成果を見てもらう。

 

●芸術文化センター 大規模修繕お披露目 「佐渡裕 音楽の贈りもの ~指揮者ってなあに?〜」
4月8日(土)9日(日)各日開演11時/14時KOBELCO大ホール
チケットA席2,000円、B席1,000円

兵庫芸術文化センター管弦楽団

●大規模修繕お披露目イベント
4月11日(火)12日(水)
・劇場ビフォーアフター
・バックステージツアー ※事前申し込み、応募締め切り3月24日(金)

【問い合わせ】
芸術文化センターチケットオフィス ℡0798・68・0255(10〜17時、月曜休み)

 

 

 

 

 




※上記の情報は掲載時点のものです。料金・電話番号などは変更になっている場合もあります。ご了承願います。
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