おいしい研究 ~大学のユニークな学び~
【大手前大学/大手前カレー研究会】【神戸学院大学/スポーツ栄養サークル】

 食欲の秋がやってきました! 私たちが生きる上で欠かせない“食”について学ぶ大学生たちが、専門知識を生かしてちょっとユニークな課外活動に取り組んでいます。イマドキのおいしい研究を紹介しましょう。(大和田真理子)

 

健康的な “究極のカレー” を考案

大手前カレー研究会

 

 大手前大学(本部・西宮市)が“究極のカレー”開発に挑戦中だ。カレーのスパイスは漢方で使われるものが多く、食材を組み合わせることで栄養バランスにも優れている。昨年開設された健康栄養学部は大阪市中央区にもキャンパスがあり、食いだおれの街の大学として、おいしくて体にいいカレーを作ろうとカレー研究会が発足した。
 昨年、健康栄養学部1回生の希望者が10種のスパイスを調合し、レシピを考案。4種類を学園祭「大手前祭」で販売し、一般投票で牛すじ酒粕カレーが1位に輝いた。

グランプリをとった牛すじ酒粕カレー 今年は14人が新たなレシピを開発中だ。入学したてで栄養学の知識に乏しかった昨年に比べ、1年間で意識に変化が出てきている。高橋幸奈さんは「今年は減塩のキーマカレーを考えています。おいしさとの両立が難しい」と試作を重ねる。担当の赤尾正准教授は「今後さらに健康につながるレシピを期待したいですね」と見守る。11月の大手前祭では、今年の新作カレーと、レトルト用に開発している牛すじ酒粕カレーを発表する予定だ。


 

学生アスリートの体づくりをサポート

スポーツ栄養サークル

 

 神戸学院大学栄養学部の学生が、運動部員を栄養面で応援しようと立ち上げた、スポーツ栄養学のサークル、SNCが発足1年を迎えた。選手らに栄養についての講義を行い、体組成の測定や日頃の食事・睡眠などの生活状況を調査。太田淳子先生監修のもと、食事内容はもちろん、生活全体を視野に入れて食事のタイミングなどを考える。

硬式野球部

 栄養にひどい偏りがある選手の場合、一人暮らしだと本格的な料理は難しいので、簡単な調理法や補食の選び方を伝える。例えば筋肉量を増やしたいアメフット部は菓子パンをよく食べるが、脂質を取りすぎ、筋肉ではなく脂肪が増えてしまう点に着目し、菓子パンの替わりにおにぎりとゆで卵を提案。また、個人のエネルギー摂取量を算出し、必要なエネルギー量を確保するための1日の配分やタイミングなどをアドバイスした。
 栄養バランスが偏っていた選手も、年2回の測定・講義のおかげで少しずつ栄養に興味を示してきた。学内でも口コミが広がり、今後対象となる部活も増える予定だ。「SNCのおかげで成績が上がった!」と言われるように、これからもサポートを続けていく。




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