挑戦して良かったと思える 夢いっぱいの街
望海 風斗さんが語る「宝塚と阪神間」

「ひと」と「まち」に寄り添い続けて―――。
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挑戦して良かったと思える 夢いっぱいの街

俳優 望海 風斗さん

一昨年春まで約18年間を宝塚で過ごしました。私自身が入団前から宝塚歌劇のファンでずっと憧れていた街。街の真ん中に大劇場があり、周囲ではタカラジェンヌが歩いていたり、自転車に乗っていたりする。離れてみると、あんな夢みたいな場所があるんだと不思議に思えます。地域の方々もすごく温かく、支えてくださっているのが伝わってきました。

実は退団時、男役でなくなることをファンの皆様はどう思われるだろうと少し不安でした。私も男役が大好きだったので。でも変わらず応援してくださっています。今でも阪神間は私にとってホームグラウンド。新しいことに頑張って挑戦して良かったと思わせてくれる大切な街です。

今月からブロードウェイ・ミュージカル「ドリームガールズ」で1960年代に米国で活躍した黒人女性ボーカルグループのリードシンガー、ディーナを演じます。ショービジネスの華やかさと人間模様が織り込まれた作品で、歌が27曲もあるほか、ダンスも早変わりも多くてびっくり。彼女の境遇が18歳で親元を離れた自分と似ていて、共感と発見の連続で楽しいです。ディーナのように、自分のやりたいことを信じて突き進んでいきたいですね。

 

のぞみ・ふうと●宝塚歌劇団に2003年入団。17年から雪組トップスターに就任し、歌唱力と演技力に秀でた男役として活躍した。21年退団。ブロードウェイ・ミュージカル「ドリームガールズ」は、2月20日(月)~3月5日(日)梅田芸術劇場メインホール。S席14,500円ほか、TEL06・6377・3800(10~18時)。




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カテゴリ: 50周年