柿澤勇人 手に汗に握る二人芝居に挑む
吉田鋼太郎とサスペンス劇「探偵 スルース」 2月・西梅田で

イギリスの劇作家アントニー・シェーファーの傑作ミステリーを舞台化した「探偵 スルース」が2月4日(木)~7日(日)、大阪・西梅田のサンケイホールブリーゼで上演される。昨年はNHK連続テレビ小説「エール」に出演するなど成長目覚ましい柿澤勇人が、近年は芸術監督としても手腕をふるい、今作では演出も担う吉田鋼太郎とともに、濃密なサスペンス劇に挑戦する。

吉田鋼太郎との二人芝居に挑む柿澤勇人=昨年12月、大阪市内で

原作は1970年に発表され、ブロードウェー版はトニー賞を獲得。2007年にはノーベル賞作家のハロルド。ピンター脚本のもと、監督にケネス・ブラナー、主演にマイケル・ケインとシュード・ロウを迎えた超豪華メンバーで映画化されて話題をさらった。著名な推理小説家アンドリュー・ワイク(吉田)と、アンドリューの妻の浮気相手マイロ・ティンドル(柿澤)の二人が、密室で繰り広げるゲームのような復讐劇。日本でもさまざまな俳優たちが演じてきた名作が、年齢もキャリアもバックグラウンドも異なる二人の俳優の“対決”によって、満を持してお目見えする。

柿澤は2007年に劇団四季ミュージカルでデビュー。退団後は舞台、ドラマ、映画を中心に活躍し、昨年は「フランケンシュタイン」「ウエストサイドストーリー」などのミュージカルに主演する一方、連ドラ「エール」では歌手・藤山一郎をモデルにした山藤太郎役を演じ、さらに注目度を上げた。

吉田に「俺の若いころにそっくりだ」と言われたという柿澤。過去に共演した際には吉田に誘われるまま朝まで飲み明かしたこともあり、世間に認めてほしいと貪欲に芝居を語る姿に学ぶものが多いと話す。「殴り合えば5分で終わるところを、2時間も会話で相手を探り合う。一人の女性に男二人が振り回される構図が人間くさく、時に笑えて、ほっとできる」と作品の魅力を語る。演じるマイロの役どころには「頭の回転は早いけれど、若さゆえに調子に乗ってしまう部分がある」と自分を重ねる。

コロナ禍からの反転を期待したい今年。「演劇は敬遠されがちなジャンルですが、いま火を消すわけにはいかない。手に汗握る濃厚な芝居をぜひ楽しんでいただきたい」と意欲を燃やす。

公演は全5回。11,000円(全席指定・税込み)など。問い合わせは電話06・6341・8888、ブリーゼチケットセンターへ。各プレイガイドで発売中。




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