中国地方の最高峰「大山」。古くから人々の信仰を集め、さまざまな恵みをもたらしてきた名峰のふもとに鎮座する大山寺と周辺地域で、「大山開山1300年祭」が開かれている。
山岳信仰の修行道場として栄えた大山寺は平安以降、仏教化が進み、最盛期には100を超える寺院と3千人以上の僧兵を抱える一大勢力だった。深い杉木立の中にたたずむ本堂や、苔(こけ)むした石畳の参道の先にある大神山神社奥宮を巡ると、往時の栄華がしのばれ、何代にも敬愛されてきた豊かな自然に、心がリフレッシュしていく。
24日(金)〜26日(日)と9月22日(土)〜24日(月・振休)には、奥宮への参道を、山陰の風景をイメージした和傘約100本でライトアップする「大山大献灯」が開催される。例年はお盆時期のみだが、今年は「山陰デスティネーションキャンペーン」に合わせ、期間を拡大。開催日はJR米子駅と皆生温泉から夜間観光に便利な「大山る〜ぷバス」が運行される。
「スーパーはくと」 「やくも」運転再開 JR大阪駅でPRイベント
JR西日本は「スーパーはくと」「やくも」など、7月の豪雨災害のため運休していた山陰方面の特急列車が1日までに運転再開したことを受け、鳥取県・島根県の観光の魅力をPRするイベントを、5日と6日、JR大阪駅で開いた。
両県とJR西は「山陰デスティネーションキャンペーン(DC)」を9月30日(日)まで開催中。広場には山陰DCアンバサダー、ご当地キャラクターの「トリピー」「しまねっこ」が顔をそろえ、パンフレットを配ったり、記念撮影に応えたりした。「これから二十世紀梨や白イカが旬を迎えます。元気な山陰へぜひお越しください」と鳥取県観光交流局の倉本義隆さん。
JR西では「山陰めぐりパス」など便利な企画きっぷを発売している。
