JR北海道「くしろ湿原ノロッコ号」が運行30周年
宗谷線にも新・観光列車「風っこ そうや号」 関西発の旅行商品も

 JR北海道が観光列車の取り組みを強化している。道東の釧網線を走る「くしろ湿原ノロッコ号」が6月で運行30周年を迎えるのに合わせて記念イベントを開くほか、旭川と稚内を結ぶ宗谷線では、7月から9月にかけて新たに「風っ子 そうや号」を運転し、本州から訪れやすい旅行商品を充実させる。

 「くしろ湿原ノロッコ号」は釧路と塘路(とうろ)の間、約27キロを約40~50分かけて結ぶ観光列車で、1989年6月に運行を開始した。車両は大きな窓と木造のベンチシートが特色。区間によっては時速30キロほどでゆっくり走り、自動車では訪れることが難しい釧路湿原の豊かな自然と景色を満喫できる点が好評だ。今年は残り、9月、10月の連休を中心に1往復、6月から9月の観光シーズンには2往復する(一部運休日あり)。

くしろ湿原ノロッコ号

 5月25日(土)26日(日)には、30周年を記念し、普段は塘路に発着する「くしろ湿原82・81号」を川湯温泉まで延長運転。川湯温泉では地元小学生らが「川湯ばやし」の演奏で到着した乗客を出迎え、標茶、川湯温泉の両駅では「ちょっぴりプレゼント」を、摩周~川湯温泉間の車内では延長運転オリジナル乗車証明書を乗客に配布する。また、運行開始日と同じ6月24日(月)には釧路からの乗客にオリジナルグッズをプレゼントする。

 地域の人たちによるおもてなしは他の駅でも予定。6月30日(月)には釧路湿原で釧路町と鶴居村、7月30日(火)には塘路で標茶町、8月30日(金)には釧路で釧路市の各市町村関係者が横断幕やご当地キャラクターなどをそろえて、出迎え、見送りイベントやプレゼント配布などを実施する。

 7月27日(土)には釧路湿原国立公園連絡協議会とJR北海道の共催で、「釧路湿原こどもレンジャー」による車内ガイドも企画。このほか運行期間中、釧路駅でパネル展、乗車証明書の発行、特製パンの販売、チョロQやマスキングテープなどオリジナルグッズの販売も行われている。

   ◇  ◇

 「風っこ そうや号」は7月27日~8月12日の土日祝の計7日間、稚内~音威子府(おといねっぷ)間を、8月17日~9月8日の土日の計8日間は旭川~音威子府間を各1往復する。

「風っこ そうや」の車両イメージ

 「風っこ そうや号」はJR東日本が東北地方で運転している「びゅうコースター風っこ」(2両編成)の車両を借り受けて運行。窓ガラスを外すことで風を感じられ、車内の木製ボックスシート、テーブル、白熱灯がレトロな温かみを醸し出す。同車両の前後にはJR北海道の「北海道の恵み」シリーズ車両を連結して運転し、全席指定席。車内イベントや停車駅でのおもてなしも計画されており、JR北海道は「沿線地域の皆さまと連携しながら、準備を進めていきます」としている。

 「風っこ そうや号」を行程に組み込んだ旅行商品が関西、首都圏、仙台などの旅行会社から発売。関西発では株式会社JTBメディアリテーリングが、JTB旅物語「日本最北端の街へ! 観光列車『風っこ そうや号』の旅 3日間」を発売している。同列車の運行初日から4日間の座席を同社が確保。富良野、美瑛の人気スポットも巡り、復路は稚内空港から新千歳空港までANAで飛ぶ充実のコースとなっている。

 旅行商品の問い合わせは電話0570-026-670、またはインターネット「旅物語 関西発」で検索を。

 https://www.jtb.co.jp/med/kansai/




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カテゴリ: レジャー

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