天平大菊人形展と奈良大和四寺巡礼パネル展
奈良公園バスターミナルで 11月8日まで

奈良時代に活躍した歴史上の人物を色とりどりの菊花などで表現した「天平大菊人形展~古都の祈り・奈良から世界へ~」が11月8日(日)まで、奈良公園バスターミナル屋上で開かれている。

聖武天皇、光明皇后、称徳天皇、行基、藤原武智麻呂、吉備真備の6体と正倉院宝物数点が、平群町、葛城市、五條市で栽培された菊花を中心に、合計約5万輪を使用して再現されている。

奈良公園バスターミナル屋上で始まった天平大菊人形展=11月1日

新型コロナウイルスが世界に広がる中、奈良時代に疫病(天然痘)の流行や戦乱、災禍が終息することを願い、聖武天皇が大仏(盧舎那仏像)を建立したことにちなみ、聖武天皇の菊人形は屋上からも眺められる東大寺大仏殿に向かう形で立てられた。菊人形とともに、現代の感染症が早期に終息してほしいとの祈りを込めたという。11月にかけて県内で開かれる菊の行事のパネル紹介もある。

また、バスターミナル東館1階では、「奈良大和四寺巡礼」パネル展も始まった。11月8日(日)まで。

「奈良大和四寺巡礼」パネル展では長谷寺、室生寺、岡寺、安倍文殊院の魅力を発信している

神武天皇が大和朝廷を建てた奈良県中央部は、古来から国中(くんなか)と呼ばれる我が国の歴史発祥の地。同地域にある長谷寺(桜井市)、室生寺(宇陀市)、岡寺(明日香村)、安倍文殊院(桜井市)は、いずれも1300年以上の歴史を誇り、御本尊と中尊は、すべて国宝・重要文化財に指定されている。

そんな悠久の歴史が息づく四寺の名宝を参拝し、心が満たされるひとときを過ごしてもらおうと、四寺では「奈良大和四寺巡礼」を開創した。今回の展示では、四寺の僧侶の人たちが撮影し、SNSに投稿した写真の中から48点を選んで紹介。みずみずしく可憐に咲く花々や真っ赤に染まる紅葉など、凛とした空気の中に流れる時間や移ろう季節を、写真を通して感じることができる。写真に添えられたマーカーを写すと各寺の様子が最新の画像技術で疑似体験できる趣向もある。

天平大菊人形展は9~17時(荒天中止)、パネル展は7時30分~20時に公開。いずれも入場無料。奈良公園バスターミナルは近鉄奈良から徒歩約10分、JR奈良からバス約10分。




※上記の情報は掲載時点のものです。料金・電話番号などは変更になっている場合もあります。ご了承願います。
カテゴリ: レジャー

あなたにおすすめの記事