白鶴美術館の中国陶磁器 釉色への憧憬―宋時代を中心に― 6月9日(日)まで

 白鶴美術館が開館85周年記念春季展「白鶴美術館の中国陶磁器 釉色への憧憬―宋時代を中心に―」を6月9日(日)まで開いている。
 同館は、白鶴酒造7代の嘉納治兵衛が「世界的価値のあるコレクションを一人でも多くの目に触れさせたい」との思いから1934(昭和9)年に開館。85年の歴史で戦争と空襲、震災などを乗り越え、国宝2件(75点)、重要文化財22件(39点)を含む1,450点以上の古美術品を所蔵する。
 同展では、釉の静謐な色合いが美しい青磁、深みのある鉄釉が魅力の天目茶碗を中心に、宋磁や宋以前の陶磁器など61点(うち重文3点)を展示する。

「青磁鳳凰耳花生(せいじほうおうみみはないけ)」南宋時代
重要文化財「白地黒掻落龍文梅瓶(しろじくろかきおとしりゅうもんめいぴん)」北宋時代

 

 

 

 

新館では「コーカサスの絨毯」

 黒海とカスピ海に挟まれたコーカサスで織られた絨毯(じゅうたん)21点を展示する。民族と文化が多様性に富むこの地ならではの、複雑で色鮮やかな文様と、生産地ごとの特徴を紹介する初めての試み。

クバ(アフシャン)、コーカサス 1900年頃

 
 入館料は大人800円、65歳以上と大学・高校生500円、中・小学生250円。月曜休館(ただし4月29日、5月6日は開館、5月7日は休館)。阪急御影駅から徒歩15分。℡078・851・6001

http://www.hakutsuru-museum.org/

 展覧会に伴い、特別講演会などのイベントが開かれる。特別イベントのみ、往復はがきでの申し込みが必要だが、それ以外は見学・聴講自由(入館料は必要)。
 ■特別講演会「戦後日本の中国陶磁器を語る―蒐集・鑑賞・研究・展示―」5月3日(金・祝)13:00~15:00 講師は大阪市立東洋陶磁美術館名誉館長・伊藤郁太郎氏と兵庫陶芸美術館副館長・弓場紀知氏
 ■特別イベント「茶の湯の愉しみ方―鶴堂の茶を想う―」5月19日(日)13:00~14:00 講師は茶人(表千家講師)の山口雅弘氏。定員10人。参加費1500円(お茶、お菓子、入館料を含む)。往復はがきでの申し込みが必要。4月10日(水)消印有効。
 ■新館レクチャー「トルコ共和国で出会ったカフカス地方からの人々」5月26日(日)14:00~15:30 講師は大阪国際大学国際教養学部教授の佐島隆氏。
 ■美術に親しむ会「うちの中国陶磁、この一点!」 5月6日(月・振休)13:00~15:00 講師は同館学芸員。
 ■アート・トーク「うちの中国陶磁、who’s who」  3月24日、4月7日、21日、6月2日、9日の各日曜、14:00~15:00 同館学芸員によるスライド解説。
 ■ワークショップ「クルッと反転! 紙が要のミニ屏風」 4月28日、5月5日、12日の各日曜14:00~15:30 指導員は甲南大学学生。




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カテゴリ: ライフ&アート

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