革新的な造形芸術学校の〝教育〟に迫る 「きたれ、バウハウス」12日(土)~12月1日(日)西宮市大谷記念美術館

《1923年の「バウハウス展」のポスター》 ヨースト・シュミット 1923年 ミサワホーム株式会社蔵

 ドイツの造形芸術学校・バウハウスの教育に光を当てた展覧会「きたれ、バウハウス」が12日(土)~12月1日(日)、西宮市大谷記念美術館(阪神香櫨園)で開かれる。
 バウハウスは1919年、建築家ヴァルター・グロピウスがドイツ・ヴァイマールに設立。ナチスの弾圧を受けてわずか14年で閉鎖を余儀なくされたが、旧来の美術学校とは全く異なる実験精神に満ちたユニークな造形教育を実践し、その後のアートとデザインに大きな影響を及ぼした。
 展覧会は、バウハウス誕生100年目を記念し、ユニークな教育を実際に体験できる内容。例えば、入場チケットには切れ込みが入っていて、「見本のような立体に折れる?」といった問いかけに始まり、色分けしたプレートをコマに取り付けて回して色を混ぜてみる、光線の色と影の色の関係を調べるなど、頭を柔らかくし、手を動かして課題に挑戦する。

《学生たち(アトリエのバルコニー) 》フリッツ・シュライバー 1923年頃 ミサワホーム株式会社蔵

 展示は1学校としてのバウハウス、2バウハウスの教育、3工房教育と成果、4総合の位相、5バウハウスの日本人学生の5部構成。基礎教育や各教師の授業内容をはじめ、家具、金属、陶器、織物、印刷・広告、舞台など各工房と建築科の成果や資料約300点、4人の日本人留学生の活動などを紹介する。
 講演会やワークショップなどの関連イベントは次の通り。
 ●講演会1「バウハウスの学生生活」10月12日(土)14:00~15:30。講師はミサワバウハウスコレクション学芸員の杣田佳穂さん。
 ●講演会2「近代デザインはバウハウスから始まった」11月4日(月・振休)14:00~15:30。講師は元・国立国際美術館、高松市美術館館長の宮島久雄さん。
 ●再現授業「ヨハネス・イッテンのデザイン」10月13日(日)14:30~16:30。講師は元・京都造形芸術大学芸術館館長の岡本康明さん。①体験参加20人②見学参加30人、いずれも小学生以上。
 ●ワークショップ1「オリジナル万年筆インクを創ろう!」10月27日(日)13:00~、15:00~。講師はナガサワ文具センターの竹内直行さん、森村雪乃さん。材料費2200円。
 ●ワークショップ2「色で遊ぼう!~回転混色~」11月24日(日)10:30~、14:00~。講師は同館学芸員。材料費200円。
 ◆スライドトーク 10月20日(日)、11月10日(日)各日14:00~14:30。講師は同館学芸員。
 ●は全て申し込みが必要。詳しくはHPで。
http://otanimuseum.jp/

 10:00~17:00(入館は16:30まで)、水曜休館。入館料は一般1000円、高大生600円、小中生400円。

《紙による素材演習》 作者不詳 1997年(再制作) ミサワホーム株式会社蔵
《ココアポット》 オットー・リンディッヒ  1923年 宇都宮美術館蔵

 




※上記の情報は掲載時点のものです。料金・電話番号などは変更になっている場合もあります。ご了承願います。
カテゴリ: ライフ&アート

あなたにおすすめの記事