奈良市で来年夏にオランダ流ウォーキング大会
歩いて五輪応援と国際交流 開催へ市と覚書を締結

 奈良市は、オランダのウォーキング愛好団体が来年8月に市内で開く「ウォーク チャレンジ 奈良2020」の準備と円滑な実施に向けた覚書を、同大会のオランダ組織チームと締結した。

 「ウォーク チャレンジ 奈良2020」は、東京五輪・パラリンピックに出場するオランダ選手団の応援に来日するオランダ人が、ホストタウンに登録した関係自治体を訪れ、その土地の歴史や文化が感じられるコースを歩く「ウォーク チャレンジ ジャパン 2020」の一環。ウォーキングが国民的スポーツとして人気があるオランダで、同国の王立ウォーキング協会の支援を受ける愛好家らでつくる組織チームが主催して国際交流を進めるイベントで、2008年には中国・北京、2012年には英国・ロンドンでも開催された。今回は奈良市のほか、長崎市、嬉野市(佐賀県)、さいたま市、東松山市(埼玉県)なども会場に決まっている。

「ウォーク チャレンジ 奈良 2020」の開催に向け覚書を締結した仲川げん・奈良市長(中央)、組織チームのピーター・ランブレフツェさん(写真左から3人目)と関係者ら

 歴史的にオランダと直接つながりがある都市が開催地のほとんどを占める中、奈良市は市観光協会が組織チーム関係者を昨年案内したことから誘致が実現した。市観光協会が協力団体となり、来年8月19日(水)~22日(土)に奈良市に滞在。21日(金)にJR奈良駅から市東部の柳生地区までの約20キロを、春日山遊歩道、滝坂の道などを経て歩くことが検討されている。組織チームでは約120~250のオランダ人の参加を見込み、奈良市民らとの親交を温める企画の実施も探る方針だ。

 7月27日には、組織チームの代表者が奈良市役所に仲川げん・奈良市長を訪ね、両者は覚書に署名した。仲川市長は「市を挙げて皆さんを歓迎したい。外国人観光客が増える中、安心して歩いていただけるまちづくりを進めたい」と挨拶。組織チームのプロジェクトマネジャー、ピーター・ランブレフツェさんは「古都としての長い歴史があり、神社仏閣も多い奈良は、すばらしい体験を私たちに提供してくれると思う。この大会を契機に、オランダと日本、奈良の絆が一層深まることを願います」と話していた。

 署名式には組織チームの同マネジャー、ヘル・パストールさんや、県ウォーキング協会、県山岳連盟、市観光協会、柳生観光協会の代表者も同席して懇親した。




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