西宮の画家・山下摩起と関連の画家たちの作品を紹介 2月11日(火・祝)まで 西宮市大谷記念美術館

《婦女図》1939年

 西宮に暮らした日本画家・山下摩起の作品を紹介する「生誕130年記念 山下摩起をめぐる画家たち」が2月11日(火・祝)まで、西宮市大谷記念美術館(阪神香櫨園)で開かれている。
 山下摩起は1890年に有馬温泉の旅館の息子として生まれ、1910年に京都市立絵画専門学校に入学、フランス留学を経て帰国後は公募展へ洋画を出品し始める。その後日本画の制作を再開するが、公募展の落選が続き、出品をやめてしまう。これを機に、大画面での作品制作を始め、日本画に洋画の技法を積極的に取り入れて自由に筆をふるう。60年には大阪・四天王寺五重塔壁画を完成させ、その斬新な作風が注目されて朝日文化賞を受賞。以降、仏画が高く評価され、73年に83歳で亡くなるまで、36歳から暮らす西宮を拠点に制作を続けた。
 展覧会では、33年に制作した代表作「雪」をはじめ、フランス留学時代の油彩画「パンション風景」(28年)、画面に新聞紙を貼り付けた「婦女図」(39年)、戦後に手がけた仏画「大威徳明王」(66年)など、同館が所有する作品14点ほか、戦前のデッサンなどの新資料(個人蔵)を展示する。また、彼が師事した竹内栖鳳、山元春挙をはじめ、関連の画家たちの作品も併せ約50点を展観する。

 また、関連イベントの参加者も募っている。
 ◆講演会「山下摩起試論―有馬生まれの異色の水墨画家と未来派」 1 月19 日(日)14 時~15 時30 分。講師は岡 泰正 氏(神戸市立小磯記念美術館 神戸ゆかりの美術館 館長)。 定員100 人[小学生以上]。参加費無料。申し込みを電話0798 ・33 ・ 0164 で受け付け中(先着順)。

 ◆ギャラリートーク 1月26日(日)、2月1日(土)、8日(土)各日14時~。参加費無料、申し込み不要。

 同時開催は「絵画 西・東 コレクションにみる洋画と日本画のたのしみ方」。所蔵品から油彩画と日本画の優品を展示する。
 入館料は一般500円、高大生300円、小中生200円。西宮市在住の65歳以上は一般料金の半額(要証明書提示)。10時~17時(入館は16時30分まで)、水曜休館。阪神香櫨園から南西徒歩6分。℡0798・33・0164。

《パンション風景》1928年

 

 




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