
阪急曽根駅近くに建設されていた豊中市立文化芸術センターが竣工し、関係者向けの内覧会が5日に開かれた。
地下1階地上3階建て。1344席の大ホール、202席の小ホールのほか、展示室や練習室なども造られ、文化芸術を通して人々が出会う場所をめざす。
大ホールの内壁や反響板には大阪府内産のスギ材を、凹凸を付けて張り付け、音に丸みが出るように工夫されている。建物全体は4万個以上の茶色系のコンクリートブロックで覆い、落ち着いた雰囲気に仕上げた。
会見には10月からの開設プレ事業に続き、来年1月8日(日)にオープニングを飾る谷村新司さんが駆けつけ、「豊中は知り合いも多く馴染みが深い街。一度しかない記念の瞬間に公演でき、うれしい」と話していた。