コロナ禍での企業・競技者支援 コラッジョ川西が自転車製品を提供

 春の選抜高校野球大会の中止をはじめ、新型コロナウイルス感染拡大の影響はスポーツ界にも影を落としている。サイクリング界も例外ではなく、全国各地で開催を予定していたロードレース大会は軒並み中止や延期に追い込まれている。自転車選手が当面の目標やモチベーションを失い、また自転車関連企業も不況のあおりを受ける中、川西市を拠点にした地域密着型自転車ロードレースチーム「コラッジョ川西サイクリングチーム」が、広く自転車界を見渡した支援を進めている。

栂尾大知さん

 「アルバイト代が減ったり、保護者の仕事が減って競技に打ち込めない選手もいる。イベントやレースの中止で自転車や関連グッズの販売が激減している企業もある」と話すのはコラッジョ川西サイクリングチーム代表の栂尾大知さん。自転車関連の企業を支援するため、タイヤや携帯食、整備キットなどの製品をチームで一部購入し、若手の自転車選手を対象に無償で提供を始める。

 「外出自粛でレースもない今、室内でローラー台を使った練習が原則。外で走る時も、県外など遠くまで乗って距離をかせぐ練習や、強度の高い練習をする必要はない。今は自転車にも“ソーシャルディスタンス”が必要」との思いから、「外を走る時は十分な車間距離を開け、可能な限り1人で走行」「医療機関に負担をかけないよう、けがのリスクが高い走行方法をしない」「自宅から半径5㌔以内で周回コースを設定し、トラブル発生時も歩いて帰れる距離内での練習」など、この状況下でチームが推奨する練習方法に賛同し、実践する人に提供を行いたいとしている。

 栂尾さんは長年プロで活躍した自転車レーサーで、現在は川西市を拠点としたチームで、地元の若手自転車選手を育成している。今回の支援を通して、レース開幕の見通しが立たない選手のモチベーションアップとともに、良識ある紳士的な自転車競技者を育成する役割の一角を担いたいと願っている。

 申し込みは5月6日(水・振休)まで。30人へ提供(30人を超えた場合は抽選)。申し込みの条件や提供製品内容など詳細はHPへ。

 http://coraggio-kawanishi.com/press/20200418/

コラッジョ川西サイクリングチームのメンバー

 

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