宝塚市立文化芸術センター オンラインで開館
最新の3Dや仮想現実で展示室を公開 記念展も無料で

宝塚市立文化芸術センター(阪急・JR宝塚)は、4月19日に予定していたグランオープンが延期されたのを受け、来館できない人たちに内部や開館記念展をいち早く見てもらおうと、立体(3D)や仮想現実(VR)の映像などを活用したコンテンツを制作した。5月1日からセンターのWEBサイトで公開している。

(C)VR革新機構 提供:宝塚市立文化芸術センター

センターは宝塚ファミリーランド、宝塚ガーデンフィールズの跡地に建設。従来の緑豊かな庭園に臨む地上1階、地上2階の建物には、ギャラリーやライブラリーが入る。地域の文化芸術振興とともに、自然への愛着の形成も目的としているのが特徴で、手塚治虫や宝塚歌劇など、世界に通じるアーティストやクリエイター、コンテンツを生み出してきた宝塚の能力を伸ばすことをめざしている。

(C)VR革新機構 提供:宝塚市立文化芸術センター

公開された画像や映像では、施設の全体像を最新の3DやVRの技術を使って紹介。パソコン、スマートフォンともに対応し、見る人が手元で操作すると、360度、あらゆる角度から見られるようになっている。エントランスでは松井桂三氏のデザインによるロゴマークが目を引き、庭園と一体となった明るく開放的に造られたセンターの様子が伝わってくる。

(C)VR革新機構 提供:宝塚市立文化芸術センター

またサイトでは、開館日から6月14日(日)まで開催が予定されていた開館記念展「宝塚の祝祭Ⅰ -Great Artists in Takarazuka-」、同時開催の「ウィルキンソンの歴史」もオンラインで無料公開も始めた。

展示室もオンラインで見ることができる
(C)VR革新機構 提供:宝塚市立文化芸術センター

「宝塚の祝祭Ⅰ」は、宝塚にゆかりがある元永定正、辻司、中辻悦子、小清水漸、松井桂三、宮本佳明の世界的アーティスト6人を取り上げた。6人のうち2人は宝塚では初の発表で、豊かな文化・芸術を生み出した宝塚の魅力を発信している。「ウィルキンソンの歴史」は、宝塚発祥の飲料メーカーウィルキンソン創業者で英国人のジョン・クリフォード・ウィルキンソ氏の功績を紹介。宝塚で狩猟中に炭酸鉱泉を発見し、瓶詰工場を設けて高級ホテルを開業、海外へも積極的に進出した足跡を写真や資料でひもといている。どちらも開催が延期されており、展示を見られる貴重な機会となりそうだ。

 センターでは「新型コロナウィルス感染症対策で外出を控えなくてはならない今、私たちのこの取り組みが、自宅からのセンター訪問、アート鑑賞と庭園散策を楽しんでいただける機会となることを願っています」とコメントしている。

https://takarazuka-arts-center.jp/

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