母の日のカーネーション 今年はどうする?
外出自粛で出番減少 花のある日常を取り戻す

 もうすぐ母の日。普段なら気恥ずかしい母親への感謝を、伝えられるこの日に欠かせないのがカーネーションだ。しかし今年は出番が減りそうだ。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛などが手伝って、花を買い求める人が減り、街に出回るカーネーションも大きく減少。卸売市場では値段も例年に比べて安値で取り引きされている。

店頭に並ぶカーネーション

 大阪市鶴見区の鶴見花き地方卸売市場を運営する大阪鶴見フラワーセンターに聞いた。

 毎年この時期は一年で最も花の取り引きが増えるが、今年の入荷は花全体で例年の約7割にとどまっている。入学式や結婚式などでの花の需要が減り、装飾に使うことが多い商業施設も多くが閉鎖されている影響が大きいと話す。街を出歩く人が減り、消費者の買い物が生活必需品に集中、花の売り上げも減っている。そんな市場環境を受け、花の価格も下落傾向に。通常の約半値をつける花もあると指摘する。

 花の需要減は農家の収入源となり、産地を直撃している。出荷されずに産地で廃棄される花も相当量あると見られる。大阪鶴見フラワーセンターの担当者は「花の売れ行きは景気や社会情勢の影響を最も受けやすい。ゆとりの心を持って、花を買い、飾れるような日常が早く戻ることを祈っています」と話していた。

 

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