南極観測70周年、その挑戦の軌跡を辿る。日本科学未来館で「大南極展」7月開幕

1956年、南極観測船「宗谷」が東京・晴海を出発してから70年。未知なる大地への挑戦を続けてきた日本の南極地域観測事業が、2026年度に大きな節目を迎えます。これを記念した特別展「大南極展」が、2026年7月1日(水)から、東京・お台場の日本科学未来館で開催されます。

日本科学未来館、国立極地研究所、朝日新聞社などが主催する本展は、観測隊の活動を通して地球の未来を考える、夏休みの自由研究にも好適な大規模展覧会です。

「本物」に触れ、極限の環境を体感する

展示の大きな見どころは、南極から持ち帰られた貴重なサンプルの数々です。過去の気候変動の記録を封じ込めた「南極の氷」や、地球上で最も隕石が集まるとされる南極で採集された「南極隕石」など、30点以上の実物が並びます。なかには、実際に触れたり持ったりできる鉄隕石もあり、科学の最前線を肌で感じることができます。

また、会場内には迫力ある氷河やオーロラの大型映像に加え、「ブリザード体験」やペンギンの個体数調査を模した「ペンギンセンサス」など、体験型の展示が多数用意されています。来場者は「特別南極観測隊」の一員となり、楽しみながら南極の自然と観測ミッションを学べる構成となっています。

未来を拓く、探究と挑戦の精神

南極は、人間活動の影響が少なく、地球環境の変化をダイレクトに知ることができる「地球の窓」とも言える場所です。

国立極地研究所の野木義史所長は、南極観測の原点には「未知の世界に挑み、科学の力で人類の未来に貢献しようとする精神が息づいている」と語ります。長年にわたり蓄積された観測データが、現代の気候変動メカニズムの解明にどう役立っているのか。その一端に触れることは、子どもたちが地球の未来を自分事として捉える、貴重なきっかけとなるでしょう。

9月27日まで開催。夏のお台場で南極を「冒険」

会期は9月27日まで。家族で一日楽しめる日本科学未来館を舞台に、都心にいながら極地の風を感じられるような、学びと驚きに満ちたひと夏が始まります。

料金等の詳細は決定次第、公式ホームページで公開される予定です。南極地域観測70周年という記念すべき年に、親子で「地球の最果て」への冒険に出かけてみてはいかがでしょうか。


【開催概要】

  • 名称: 特別展「大南極展」
  • 会期: 2026年7月1日(水)~9月27日(日)
  • 会場: 日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン(東京都江東区青海2-3-6)
  • 主催: 日本科学未来館、国立極地研究所、ドリームスタジオ、テレビ朝日、朝日新聞社
  • 企画制作: ドリームスタジオ
  • 特別協賛: KDDI
  • 協賛: 三機工業、ミサワホーム、ヤンマーホールディングス、レンゴー、東京農業大学
  • 後援: 文部科学省、外務省、環境省、防衛省、気象庁、海上保安庁、国土地理院、情報通信研究機構、東京都教育委員会(予定)、立川市教育委員会、東京臨海高速鉄道、ゆりかもめ
  • 協力: 東急電鉄
  • 本展公式HP: https://dainankyokuten.jp/

※この記事はプレスリリースを参考に作成しております