夏のコロナ疲れにサヨナラ 気分転換のストレッチ

新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛などで運動不足になり、体が凝り固まっていませんか?夏の疲れも出やすい時期です。筋肉を伸ばし、自律神経を整え、心身ともに気持ちよく過ごすためのストレッチを紹介しましょう。(鈴江元治)

 

筋肉の「癖」を解消
できることから少しずつ

肩こりや頭痛、腰痛などの痛みの多くは、猫背などの姿勢が契機になりやすく、前胸部、骨盤、股関節に関わる筋肉が大きく関係しています。今回はこの3点に効果があり、簡単にできるストレッチを紹介します。

筋肉は長年の生活により、その人なりの「癖」が刻み込まれ、血行不良や痛みを引き起こすことがあります。筋肉は多くの神経が集まる受容器。筋肉を伸ばすことは、自律神経を整え、心身のメンテナンスにもつながります。汗だくになるような激しい運動を無理にする必要はありません。少しずつできることから始めてください。

日光を1日に約15分(日陰なら約30分)浴びることや、食事は就寝の3時間前、入浴は就寝90分前までに終えることなども、健康に効果があることが知られています。散歩や軽い運動を日常生活に上手に加えて、健やかに過ごしたいですね。

 

 

【ポイント】
・胸郭を動かすことで肋骨(ろっこつ)・胸骨・鎖骨・肩甲骨などの多くの関節が連動して動きます。
・胸郭を広げることは猫背、肩こり、腰痛などの改善につながります。
・息は止めずにゆっくり呼吸を続けます。正しい呼吸が心もリラックスさせてくれます。

 

 

【注意】
椅子は脚が固定し安定したものを使用してください。体調にも気をつけて決して無理はしないよう、心がけてください。

 

作業療法士 松井 慎一さん
まつい・しんいち●国立病院機構大阪刀根山医療センター名誉院長の佐古田三郎氏と連携し、肩こり、腰痛、不良姿勢などの慢性的な悩みを抱える人に対応。豊中市内で月2回筋膜リリースの自費施術にあたるほか、今月、枚方市内に施術院を開院。




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