咲き誇る大小色とりどり 約300種10万本!! 宝塚ダリア園が秋期開園 10月1日(土)~11月3日(木・祝)

宝塚市北部の佐曽利地区にある「宝塚ダリア園」が10月1日(土)~11月3日(木・祝)、秋期開園する。約6,000平方㍍のほ場に約300種10万本、大小色とりどりのダリアが咲き誇る様は壮観。特に人気なのが花摘み。園内全ての花を1本100円で摘み、持ち帰ることができる。

佐曽利地区のダリアの栽培のルーツは1930年。世界恐慌の影響で起きた農村不況下で、特色のある生産物はないかと探していたところ、メキシコ原産のダリアを種苗店から紹介され、切り花として出荷するための生産が始まった。35年には農家が集まって「佐曽利園芸組合」を設立。宝塚市街地より気温が2~4度低く、昼夜の気温差の大きい気候が合い、美しい色合いの花が栽培できることから、日本でも有数の産地に。75年ごろからは「ダリア花摘み園」として夏と秋に一般開放を始め、2016年に「宝塚ダリア園」の名称となった。2021年には、スミレに加え、ダリアが宝塚市花に選定されている。

「ダリアは全国的には1,000種を超える品種の多い花。うちで育てている300種も、花弁は直径5㌢から、大きいものでは30㌢に近いものまで、色も赤や黒、オレンジ、茶、紫、桃のほか、同じ白や赤でも様々な色合いのもの、さらには赤に白、ピンクに白など複色の色……と本当に多種多様です。花の華麗さ、豪華さ、美しさはもちろん、同じ花とは思えないほどの種類の多さも楽しんでほしい」と佐曽利園芸組合・組合長の小西昌治さん。男女30人ほどで草の管理や花の手入れなどを続けている。
今年は雨量も適当で台風の直撃も避けられ、生育は順調という。「中旬から20日ごろには一番の見頃を迎える見込みです。秋のダリアは気温が低い分、花のもちも良いので、観賞も花摘みもおすすめ」と話す。
10月15日(土)・16日(日)には「ダリア花まつり」を開催。農産物や球根の販売、水槽に浮かべたダリアの花を釣る「花釣り」などが楽しめる。

入園料:大人200円、小人100円、小学生未満は無料。花摘みは1本100円。9:00~16:00(最終入園は15:30)。宝塚市上佐曽利字大垣内16-1。℡0797・91・0003
開花情報などはHP(https://dahlia-takarazuka.jp/)で確認を。

「アンナ」

 

宝塚市独自の品種「秘境」

 

「ペチカ」

 




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